旧ソ連諸国で構成する独立国家共同体(CIS)は26、27両日、ロシア第2の都市サンクトペテルブルクで非公式首脳会議を開いた。ウクライナ侵攻で苦戦を続けるロシアは構成国の結束を確認したい狙いだが、一部の構成国同士が今秋に武力衝突を再発させるなど、足並みの乱れが顕著になっている。
会議では2022年の総括と23年の課題を話し合った。26日の会議冒頭でプーチン露大統領は「ユーラシア地域の安全保障と安定化を巡り、特に外部からの挑戦と脅威が年々強まっている」と発言。自国が2月に始めたウクライナ侵攻に言及しなかったが、ウクライナを軍事支援する欧米諸国との対立を念…
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