歳費法改正へ協議で一致、自公 当選無効で返還
自民、公明両党の幹事長と国会対策委員長は12日、国会内で会談した。国会議員の有罪が確定し当選無効となった場合に歳費を返還させる歳費法の改正に向けて協議を進めると一致した。
自民党の森山裕国対委員長が会談後、記者団に明かした。2019年参院選を巡る公職選挙法違反で有罪となり、当選無効後も歳費を返還していない河井案里氏の事案を踏まえた。
自民党広島県連の岸田文雄会長は同日、党本部で二階俊博幹事長と面会した。県連所属国会議員がまとめた歳費法改正を訴える申し入れ書を渡した。
岸田氏によると、二階氏は「党として至急対応する」と述べた。岸田氏は記者団に「党全体の体質の問題で、しっかり取り組んでいるという姿勢を示すことは大事だ」と話した。
自民党は河井氏の当選無効に伴う4月の参院広島選挙区再選挙で公認候補を立て、野党系に敗北した。