第27回全国高等学校女子硬式野球選手権大会(1日、神戸弘陵8─1岐阜第一、甲子園)甲子園球場で3年連続となる決勝戦が行われ、神戸弘陵が岐阜第一を下し2年ぶり3度目の優勝を果たした。
初回から試合の主導権を握った。一回に先頭の田垣朔来羽(そらは)捕手(2年)が中前打を放つと、1死満塁と好機を広げ、5番・飯嶋弥沙音(みさと)外野手(2年)が中前に2点適時打を放ち先制。さらに1点を加え、いきなり3点を奪った。四回には、2死満塁から飯嶋が走者一掃となる右越え3塁打を放ち、3点を追加。6─1の五回には、田垣の中前適時打などで、さらに2点を加えた。
投げては先発の樫谷そら投手(3年)が3回1失点でゲームを作ると、四回からは2番手の伊藤まこと投手(2年)が登板。足を大きく上げるダイナミックな投球フォームから力強い球を投げ込み、岐阜第一打線を無失点に抑えた。
神戸弘陵は昨年8月のユース大会、今春の選抜大会に続き女子史上初の3冠を達成。岐阜第一は初の決勝戦となったが、初優勝には届かなかった。