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オースティン・バトラー、エルヴィス・プレスリーのアクセントでゴールデン・グローブ賞の受賞スピーチを行う

ゴールデン・グローブ賞で男優賞を受賞したオースティン・バトラーが、エルヴィス・プレスリーのアクセントでスピーチし注目を集めた。
Photo: Rich Polk/NBC/Getty Images

1月10日(現地時間)に開催された第80回ゴールデン・グローブ賞。『エルヴィス』(2021)で、“キング・オブ・ロックンロール”ことエルヴィス・プレスリーを演じたオースティン・バトラーが、男優賞(ドラマ部門)を獲得。受賞スピーチを行った際、撮影が終わってからもう2年近く経つにもかかわらず、彼がまだエルヴィスのアクセントで話していることに注目が集まった。

ステージに登壇したオースティンは、大ファンであるというブラッド・ピットクエンティン・タランティーノ監督と一緒に会場にいることがまだ信じられないと語り、監督のバズ・ラーマンや共演のトム・ハンクス、推薦してくれたというデンゼル・ワシントンに感謝。そして会場にいるエルヴィスの元妻プリシラ・プレスリーと娘のリサ・マリー・プレスリーに向かい、「プレスリー家の皆さん、心を開き僕を受け入れ、思い出を共有して下さりありがとうございます。リサ・マリーとプリシラ、ずっと愛しています」とコメントした。

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しかし、この時の話し方がエルヴィスのものとそっくりだったために、注目が集まった。『エルヴィス』で、プレスリーのパフォーマンスだけでなく、話し方や身のこなしまでを見事に体現したオースティンだが、彼自身はカリフォルニア州の出身で、エルヴィスの話す南部のアクセントは映画のために身につけたもの。それなのに、エルヴィスのアクセントが残っていることに、授賞式を見た多くの人は困惑を隠せなかったようだ。

左からプリシラ・プレスリー、オースティン・バトラー、リサ・マリー・プレスリー、バズ・ラーマン。

Photo: ED/JL/HFPA/Camera Press/AFLO

これについてオースティンは、授賞式のバックステージで記者から質問を受け、「まだですか? まだ彼のような話し方をしているとは気がつきませんでした。彼の話し方を聞きすぎたのが原因かもしれません」と回答。「よく外国に長く暮らす人に例えますが、僕は3年間もプレスリーだけに集中していました。ですからDNAに刻まれていて、いつでもリンクするのだと思います」と説明している。

Text:  Tae Terai