2011年1月12日16時28分
[ニューヨーク 11日 ロイター] 米ポップアート画家アンディ・ウォーホル氏の作品で、米俳優デニス・ホッパーさんが銃弾2発を撃ち込んで穴を開けた中国の毛沢東元主席の肖像画が11日に競売にかけられ、落札予想額の10倍以上となる30万2500ドル(約2500万円)の値が付いた。
2日間にわたって開催中の同競売には、ホッパーさんの思い出の品や、米カリフォルニア州の自宅に所有していたコレクションが数多く出品されている。
競売元のクリスティーズによると、ホッパーさんは壁に掛かっていたこの肖像画が毛沢東本人によく似ていることを気味悪がり、銃で撃ってしまったという。
後日、ホッパーさんがウォーホル氏にこの絵を見せた際、2人は共同制作とすることで合意。ウォーホル氏が穴を丸で囲み、一方に「威嚇射撃」、もう一方に「弾痕」と説明を書き加えた。
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