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堂本光一『SHOCK』通算1800回公演達成「すごくジャニーさんを感じる。ずっと隣にいるような感覚」

2021年2月13日 05時00分

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1800回公演を達成した堂本光一

1800回公演を達成した堂本光一

「KinKi Kids」の堂本光一(42)の主演ミュージカル「SHOCK」シリーズが12日、東京・帝国劇場で通算1800回公演を達成した。「Endless SHOCK―Eternal―」の上演後には特別カーテンコールが行われ、共演の「KAT―TUN」上田竜也(37)、梅田彩佳(32)、前田美波里(72)の3人が「1800」にちなんで60本ずつ、計180本のバラを光一にプレゼントした。
 シリーズは、故ジャニー喜多川社長の作・構成・演出で2000年11月に「MILLENNIUM SHOCK」として開幕。光一は21歳で帝劇史上最年少(当時)の座長を務めた。14年6月にミュージカル単独主演記録1位を達成し、自身が持つ記録を更新中だ。「21年やってきたのかと。ちょうど人生の半分ですね」
 カーテンコールでは、舞台となるニューヨーク・ブロードウェーにありそうな電飾看板がステージの上から光一にサプライズ登場。1800回公演を祝う英語メッセージが書かれていた。
 最初に花束を贈呈した前田が「光一さんおめでとうございます」と投げキッスをして「一人のエンターテイナーがこうして1800回っていう回数をこなすってことは大変なことなんですよ!」と客席に呼びかけると、大きな拍手が巻き起こった。上田は「ちゃんと看板と花、持ち帰ってね」といたずらっぽく笑った。
 180本の真っ赤なバラを抱えながら光一は「バラもそうですけど、1800回の重みを感じました。1日1回、帝劇でやっていると5年分。恐ろしいですね」としみじみ。「きょうはこの後、帝劇の楽屋のお風呂でバラ風呂します」とニッコリ笑った。
 シリーズの生みの親であり、光一をミュージカルスターへと導いたジャニーさんは19年7月に他界。楽屋には恩師の写真を飾っている。「『YOU、まだやってるの?』って言われそうですね」と想像しながら「『SHOCK』をやっていると、すごくジャニーさんを感じるんですよ。ずっと隣にいるような感覚でこれからもステージに立たせていただければ」と表情を引き締めた。
 光一にとって1800回目もあくまで通過点。「皆さんが作ってくれた数字。一人一人の思いをしっかり受け止めてこれからも努力をしていきたい」と決意を新たにした。バックで支え続けている後輩の「ふぉ~ゆ~」越岡裕貴(34)は光一について「年齢と反比例して若返っていると思う。この勢いで2000回いってほしい!」と期待を込めた。
 光一にはもう一人、恩人がいる。1961年から2009年まで、44年11カ月をかけて主演舞台「放浪記」で2017回ステージに立ち、演劇の単独主演記録を持つ故・森光子さんだ。
 森さんは08年1月6日、「SHOCK」通算500回公演に駆けつけ、花束を贈呈。光一は「森さんはこの『SHOCK』という作品を愛してくださって、可能な限り来ていただいた。自分にとっては偉大な方ですから、そんな方にステージ上で祝っていただくというのは、すごいことすぎて。そこから(自分は)1300回重ねてきたのか。そういう森さんの支えがなければ、きっと自分はここにいないでしょう」としみじみと語った。
 「Endless SHOCK」本編の映画版が、2月1日に全国80館規模の映画館で2週間限定の公開を迎えたが、帝国劇場のお膝元であるTOHOシネマズ日比谷では、大好評につき3月31日までの公開延長が決定した。
 配給元の東宝によると、この日までの興行収入は約2億8500万円、観客動員は約9万8200人。上映規模や午後8時までという条件を考えると好調といえる。光一は「本編を知らない人にもどうにか知っていただいた上でスピンオフを見てほしいというのがもともとの発想。本編の千秋楽と同じ日まで公開できるのは、自分としても理想の形です」と喜んだ。
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