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サツマイモ「基腐病」 県内初確認

2020年12月24日 05時00分 (12月24日 05時55分更新)
根っこ部分が黒くなった種イモの苗=県提供

根っこ部分が黒くなった種イモの苗=県提供

 県農林技術研究所(磐田市)は二十三日、サツマイモの「基腐病(もとぐされびょう)」被害が県内で初めて確認されたと発表した。生産者に注意喚起している。
 県西部のサツマイモ農家で、収穫後に五十株ほどに異変があったため、研究所に持ち込まれた。
 苗床の場合は、葉や株の萎縮が起き、苗の根っこ部分が黒くなって種芋が腐敗する。通常一〜二月に苗作りが始まるため、早めの発見が肝心だという。
 基腐病は、二〇一八年に沖縄県で初めて確認され、その後九州五県、高知県の計七県で見つかっている。九州では、被害が深刻化している。本州では静岡県が初めて。

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