ビビる大木が11・3に祝25年配信ライブを開催 デビューからの裏話を一挙大放出…天野会にホリケン、有吉ら仲間への熱き思いとは

スポーツ報知
デビュー25年を迎えたビビる大木

 芸能生活25年を迎えた「春日部の若大将」ことビビる大木(46)が11月3日の午後7時から、節目を記念した有料配信ライブ「祝25年 第1回ビビる大木ジャンボリー」を開催する。自身の四半世紀を彩った芸能界の仲間たちが続々集結し、楽しいトークで愛と笑いの夜を演出する。生き馬の目を抜く芸能界の中でも、人と人との「縁」を大切に25年を泳いできた男。配信ライブの見所を直撃した。(聞き手・加藤弘士)

 デビューは95年。大内登とお笑いコンビ「ビビる」を結成。02年に大内が引退し、コンビ名を残して「ビビる大木」を名乗り、ピン芸人としてここまで歩んできた。

 「今年の5月でまる25年になりまして、何かお祭り的なライブができないかなと考えました。生配信はプラスに考えれば、日本中、いや世界中のどこからでも見られるので、ぜひ楽しんでいただきたいと思っています。3時間半を予定していますから。『ロード・オブ・ザ・リング』と同じぐらいの長さですね(笑)」

 “お祭り”にしたいという願いは、タイトルの「ジャンボリー」という言葉からもうかがえる。

 「何かいいタイトルないかな~?と考えていて。僕、昔からフォークソングが好きで。昔の記事を読んでいると『ジャンボリー』って出てくるなと」

 80年代後半、バンドブームの渦中にあっても、吉田拓郎を聴きまくっていた大木らしいタイトルだ。岡林信康のバックをはっぴいえんどが務め、拓郎が「人間なんて」をがなり続けるような、伝説の「中津川フォークジャンボリー」からの着想。何かが起こりそうな予感が漂う。

 「リアルタイムでは体験できませんでしたが、そんな熱狂ぶりに憧れたんで。『客も歌い手も本気だ!』みたいな。熱いひとときにできればと思っています」

 ゲストが豪華だ。天野ひろゆき、井森美幸、矢部太郎、堀内健、有吉弘行、徳井義実といった達人たちが駆けつける。中でもプライベートでも親交が深い「天野会」のメンバー、天野や井森、矢部からは知られざるエピソードが聞けそうだ。

 「天野さんが会長で、『芸能界最弱』と呼ばれています。会合ではアルコールなし。みんなでケーキを食べ、紅茶を飲みながら天野さん家で任天堂の『Wii』をやって解散するという。その話を聞いた名だたるタレントさんたちから、『その会はいった何が面白いのか?』と真顔で聞かれたことがあります(笑)」

 その「天野会」で出会ったAKINAと13年に結婚、15年には長女が誕生した。

 「そういうご縁があったので、ならば『天野会』がまるまるゲストの時間がほしいなと思って。丸ごと来ていただけるようになりました」

 AKINAもゲスト出演する。妻との共演は結婚後、初めてだ。

 「結婚前も共演したことはそんなにないんですけど。天野会のコーナーだったら、ウチのワイフも外せないなということで。家で『出てくれない?』と聞いたら、『分かった。私が司会やる!』と。話があんまり通じていませんでしたが(笑)」

 堀内健は事務所の先輩にあたる。思い入れは人一倍だ。

 「堀内さんから『やれ』と言われたらやるしかない。『行け』と言われたら行くしかない。そんな関係でしたから、ずっと。僕が30代の頃かなあ、駒沢に住んでいたんですが、夜中の3時に堀内さんから電話がかかってきたんです。『今から世田谷公園でカップラーメンを食べるから、ちょっと来てくれないか』と言われて。「この人、おかしいのかな?」と思いましたけど、着替えてタクシーで行ったんですよ」

 5歳年上の楽しいアニキ。誘いに「NO」と言う選択肢はなかった。

 「公園に着いたら、本当に1人でカップラーメンを食っていた。『本当かよ!』って驚きました。ガチだったんだって。さすがだなと。そして、『コンビニで買ってきたんだよ』と言いながら、公園の自販機の灯りを使ってエロ本を読んでいたんです(笑)。僕は本当に、この人は一生青春しているんだなあと思ったんです。夜が明けようとしていてね。明け方の青春ですよ。お互い独身でしたけどね。30代の青春もあるなと。そんな時代を一緒に歩いた先輩なんでね。そういう話をジャンボリーではたっぷりできたらなと思いますね」

 有吉は同世代。若手時代は小劇場のライブで成功を夢見て、ネタを見せ合った間柄だ。有吉は大木を「じゅん」と呼ぶところからも、関係の深さがにじみ出てくる。

 「なかなかアリちゃんがこういう生配信のゲストに出るなんて、あんまり見ないんじゃないかな。ゲストのみんなにとっても、こういう生配信にやったり出たりするのが楽しいと思うきっかけになればいいなと思いますね」

 人が大好きで、人との縁を大切にしてきたビビる大木の25年。その「今日までそして明日から」を堪能できる、濃密な3時間半になりそうだ。

 「デビューから現在まで、運良く人気番組にも何本か出していただきました。その中の裏話というか、『笑う犬の冒険』や『トリビアの泉』『オールナイトニッポン』の裏側ではこんなこともあったんだよというような話も、ぜひさせていただければと思います。生配信、ぜひ視聴して下さいね!」

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