宝塚歌劇宙組の宝塚大劇場公演が全日程中止…雪組公演も11月23日まで見送り、タカスペも中止に

宝塚大劇場
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 宝塚歌劇団は20日、宙組の兵庫・宝塚大劇場公演「PAGAD(パガド)」「Sky Fantasy!」を千秋楽の11月5日までの全日程を中止すると発表した。

 また、11月10日に開幕予定だった雪組の同劇場公演「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル」「FROZEN HOLIDAY(フローズン・ホリデイ)」(12月13日千秋楽)も11月23日までの公演を中止する。11月30日の新人公演も実施しない。

 劇団では9月30日に宙組の現役生徒が転落死した。このため、外部の弁護士による調査チームにおいて、事態解明に向けて宙組生徒ら関係者へのヒアリングを行っているが、「調査にはまだ相応の時間を要する状況です。宝塚歌劇団といたしましては、調査チームからの報告を踏まえて、生徒が安心して宝塚大劇場の舞台に立ち、お客様にご観劇いただける環境が整うまでは、公演の再開は難しい状況と考えております」と理由がつづられた。

 雪組に関しては「生徒の心身のコンディションを最優先に対応させていただいており」と説明。11月24日以降の公演は、同月17日中にホームページで案内するという。

 また、組の垣根を越えてスターが集結し、4年ぶりに実施予定だった祭典「タカラヅカスペシャル2023」(12月21、22日、大阪・梅田芸術劇場メインホール)も「宝塚大劇場での公演を安全に再開する体制を整え、各組で予定されている公演を着実に実施していくことに注力するため、今回の開催を見送ることといたしました」と中止を決めた。

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