北尾光司さんが死去 元横綱双羽黒
大相撲の元横綱双羽黒の北尾光司(きたお・こうじ)さんが2月10日午前7時30分、慢性腎不全のため千葉県内の病院で死去した。55歳だった。告別式は近親者で行った。妻の淑恵さんが明らかにした。
津市出身。1979年春場所で初土俵を踏み、84年秋場所で新入幕。85年九州場所後に大関に昇進した。優勝経験がないまま、86年名古屋場所後に横綱昇進した。だが翌87年に師匠の立浪親方(元関脇羽黒山)と若手の指導などを巡って対立し、親方夫人を突き飛ばすなどして、部屋から失跡。そのまま廃業した。
その後はプロレスラーとして活動したほか、師匠が代わった立浪部屋でアドバイザーを務めたこともあった。近年は腎臓を患い、闘病生活を送っていたという。