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緊急時ペットは機内に『置いて行く』同乗可能な「スターフライヤー」、日航機衝突事故で注目集まる航空会社の対応、海外の回答は?

2024年1月4日 14時22分

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衝突事故で炎上する日航機。後方は東京スカイツリー

衝突事故で炎上する日航機。後方は東京スカイツリー

 東京・羽田空港で2日に日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、ペットの客室同乗について注目が集まっている。そんなさなか、今月から国内でペットの客室同乗を全路線でスタートさせる航空会社がある。
 実施するのは北九州空港に本社を置く「スターフライヤー」。2022年3月27日、国内でペット同伴サービスを初めてスタートさせた。健康が良好やトレーニングが済んでいることなど、一定の条件を満たせば可能だ。今月15日から全路線全便に拡大する。
 今回の事故では、乗客乗員379人は救出されたものの、貨物室に預かった2件のペットは救出できず…。タレントの堀未央奈や、フリーアナウンサーの笠井信輔ら著名人が「ペットも客室に」などと意見し、注目を集めた。
 だが、1点落とし穴がある。スターフライヤーはサービス内容にこう記している。
 「緊急時の酸素サービスはペットにはご利用いただけません。また脱出の際にはペットは機内に置いて行かなくてはなりません」
 つまり、現段階では、国内でペットを客室に同乗できたとしても、残念ながら「人命優先」であり、ペットの命が救えないことに変わりはない。
 では、海外の航空会社はどうなのか。調べたところ「エールフランス」「エア・カナダ」「アシアナ航空」「フィンエアー」「ルフトハンザドイツ航空」「ユナイテッド航空」「大韓航空」「デルタ航空」「KMLオランダ航空」などの航空会社が一部のペットを客室同乗可としていた。
 一方で、緊急脱出時の対応については上記の会社は、公式サイトに明記していない。電話やチャットなどで詳細を問い合わせたところ、一部の航空会社から「ケース・バイ・ケースで当時のスタッフ判断による」「羽田空港の事故を受けて、現在担当部署が検討中」などの回答があった。

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