東山紀之新社長、「辞めジャニ」らのテレビ出演をめぐる忖度に言及 「『ミュージック・ステーション』出ていい」 【ジャニーズ会見】
2023年9月7日 16時45分
ジャニーズ事務所創業者の故ジャニー喜多川元社長による性加害問題で、事務所側が7日、東京都内のホテルで初めて記者会見。新社長に就任した少年隊の東山紀之(56)、元V6で現ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦(47)が「辞めジャニ」のテレビ出演をめぐる忖度(そんたく)に言及した。
これまで同事務所を退所したタレント「辞めジャニ」は業界で干され、地上波テレビへの出演が難しくなるなど、一部で忖度があるとされてきた。質疑応答ではメディア側が元「King & Prince」の平野紫耀(26)や神宮寺勇太(25)ら「TOBE」への合流組、元SMAP「新しい地図」、競合するボーイズグループ「JO1」「BE:FIRST」などがテレビ朝日系「ミュージック・ステーション」に出られることや活動を妨害しないよう要請。これを明言するよう求められた東山は、食い気味に「もちろんです!」と言い切った。
さらに「(忖度は)必要ない。ファンの人たちがいてこそなので、忖度とか関係なく、公平に行くべきだと思っています」とも加えた。
ここに井ノ原も「僕もいいですか」と割り込み、「こういう立場になって『何でこうなんだろう?』って疑問に思うことは結構あった」と自身が抱いた違和感を明かした。「『昔ジャニーさんがこう言ったから』『メリーさんがこう言ったから』っていうのをきちんと守ってきた、ちょっと昔のタイプのスタッフがいたことも事実」と世代間ギャップを指摘し、「『それ変えようよ!』って毎日言ってます」と改革中であることを明かした。
さらに井ノ原は「急になくなるものじゃない」「それだけ忖度って日本にはびこっているから、これを無くすのは本当に大変」としながらも「だから皆さんの問題でもある」とメディア側にアピール。「一緒に考えていく問題でもあると思いますから、そこらへんは協力いただいたほうがいいと思います」と忖度撤廃への共闘を呼び掛けた。
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