高台寺のライトアップ試験点灯で色鮮やかに浮かび上がった四神=10日夜、京都市東山区
豊臣秀吉の正室、北政所ゆかりの高台寺(京都市東山区)で10日、春の夜間特別拝観を前に境内ライトアップの試験点灯があった。
今年は4つの方角をつかさどる青龍、白虎、朱雀、玄武に相応じた最も貴い地相とされる「四神相応」を光で表現する趣向。同寺の「波心庭」の白砂に、プロジェクターを使って映し出された光の四神が色鮮やかに浮かび上がった。
四神は、刻々と色が変わる600本の光ファイバーで表現された清流の上を、約5分にわたって駆けめぐる。
宝塚造形芸術大(兵庫県宝塚市)の渡辺哲意講師が構成・制作した。夜間特別拝観は12日から5月5日まで。有料。