三井生命が「大樹生命」に 来年4月から

 三井生命保険は29日、来年4月1日から、社名を「大樹(たいじゅ)生命保険」に変更すると発表した。同社は平成27年に日本生命保険の子会社となったことから「三井」の名を使い続けることが難しく、今年度末が使用できる期限だった。

 昭和45年から続く同社の主力商品ブランドである「大樹シリーズ」から、顧客の認知度も高いとして命名を決めた。11月初旬に営業職員を含め、約1万人の従業員を対象とする新社名に関するアンケートの結果も参考にしたという。

 三井生命は昭和2年、前身の高砂生命保険から三井生命保険に社名を変更。その後、財閥解体や戦後の混乱を経て、相互会社から株式会社へと形態を変えながら90年以上、三井の名を冠してきた。

 社名変更後も既存の契約内容に変更はなく、三井グループ内にも残る。新社名の浸透のためCMの放映などを検討する。

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