秋の叙勲4173人 桐花大綬章に扇元参院議長
政府は3日付で、秋の叙勲受章者4173人を発表した。今回の最高位の桐花大綬章は扇千景(本名・林寛子)元参院議長(77)が女性として初めて受章した。旭日大綬章は深谷隆司元通産相(75)、氏家斉一郎日本テレビ会長(84)ら12人が受けた。
受章者数は2003年の制度改正後では最多。内訳は大綬章が14人、重光章が33人、中綬章が307人、小綬章が910人、双光章が1586人、単光章が1323人だった。民間受章者は1761人で全体の約42%を占めた。
旭日大綬章はほかに泉信也元国家公安委員長(73)、泉徳治元最高裁判事(71)、井上喜一元防災担当相(78)、児島仁元NTT社長(79)、田名部匡省元農相(75)、南野知恵子元法相(74)、広中和歌子元環境庁長官(76)、松田岩夫元科学技術担当相(73)、矢野絢也元公明党委員長(78)、渡辺秀央元郵政相(76)が受章した。
芸術文化の分野では、清成忠男元法大総長(77)が瑞宝大綬章を受章。「銀河鉄道999」などを描いた漫画家の松本零士(同・松本晟)さん(72)、女優の司葉子(同・相沢葉子)さん(76)らは旭日小綬章を受けた。
別枠の外国人叙勲は58人が受けた。このうち旭日大綬章は3人だった。
大綬章の親授式と重光章の伝達式は5日に皇居で開く。