自民・長谷川岳氏対応で札幌市職員の残業月100時間超 パワハラ疑惑に北海道知事苦言

自民党の長谷川岳参院議員
自民党の長谷川岳参院議員

自民党の長谷川岳参院議員(北海道選挙区)が札幌市職員らにパワハラと疑われる行為をしたとの週刊誌報道を巡り、北海道の鈴木直道知事は28日の定例記者会見で、公開された音声を確認したとし「適切とは言えない発言があった」と苦言を呈した。

長谷川氏は同日付のブログで「不徳の致すところ。表現方法が時代にそぐわないものであることを痛感いたしました」と投稿した。

鈴木氏は長谷川氏に同日、電話で「適切に対応すべきだ」と伝え、謝罪を受けたという。一方、道庁職員へのパワハラについては「私は報告を受けていない」とした。

週刊文春は、長谷川氏からの要求への対応で、札幌市職員の残業が月100時間を超えていると報じた。また総務副大臣時代、全国市有物件災害共済会の職員らに「うるさい」「黙っとけ」などと発言したとされる音声を公開した。

歌手の吉幾三さんはユーチューブで、航空会社の客室乗務員への長谷川氏の言動が高圧的だとの手紙が現役乗務員から寄せられたと明らかにしていた。

長谷川氏ブログで「表現方法が時代にそぐわないと痛感」

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