祖国に里帰りをする外国人が、故郷にはない日本製のスグレモノを家族にプレゼントするバラエティー「メイドインジャパン!」。
2011年にスタートした人気特番の第5弾が29日午後7時56分から3時間にわたり放送。今回は1月の特番で話題となったリナちゃん(12)が出演する。
ネット上などでは「まるで天使」「かわいすぎる」「こんなかわいい娘がほしい」などと人気のリナちゃん。母親がドイツ人のハーフ、父親がイラン出身で、つぶらな瞳がトリンドル玲奈(24)似と評判になっている。
1月特番でリナちゃんは、妹のリリちゃん(9)と極寒のドイツに渡り、祖父母にこたつをプレゼント。けなげにこたつを組み立てる姿などが感動を呼んだ。
今回はリナちゃんだけがイランに渡り、対面したことのない祖父にトイレシャワーを届ける。同国ではトイレ後、紙で拭くのではなく、ホースの水で洗うという。
約18時間の長旅の末に無事現地に到着するも祖父は引っ越しており、途方に暮れるリナちゃん。必死の捜索で無事に対面できるか-という内容だ。ほかには別の出演者で米国編、ウクライナ編が放送される。
番組関係者によると、リナちゃんは気温35度以上のテヘランで数時間にわたる聞き込みを敢行。途中、蚊に十数カ所刺されながらも、責任感の強さから祖父を捜し続けたという。一方、現地では中東料理のケバブにハマるなど、愛くるしい一面でスタッフを和ませた。
1月特番の平均視聴率は13・7%(ビデオリサーチ、関東地区調べ)。日本製品の素晴らしさに加え、国境を越えた家族の感動秘話も紹介される異色のバラエティーとして、テレビ関係者の間でも注目を浴びていた。
福田健太郎プロデューサーはサンケイスポーツの取材に、「日本の素晴らしい技術が外国の人々の生活にちょっとした幸せを届ける番組なので、ご家族でぜひごらんください」とPR。
制作サイドの底力も含めた感動のメード・イン・ジャパンに期待したい(MM)