バイエル、モンサントの買収ようやく完了
【フランクフルト=深尾幸生】医薬・農薬大手の独バイエルは7日、種子大手の米モンサントの買収を完了したと発表した。モンサントは上場廃止となり、バイエルが唯一の株主となる。実際の統合は8月ごろの見通し。バイエルが一部の種子事業などを化学大手の独BASFに売却を完了することが、当局の承認の条件となっているためだ。
2016年9月の合意以後、何度も期限が延びていた約630億ドル(約7兆円)の大型買収がようやく完了した。バイエルのヴェルナー・バウマン社長は声明で「きょうは農家や株主、消費者にとって偉大な一日だ」と述べた。