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兵庫県弁護士会は19日、神戸市長田区の育英高校の生徒指導部長が、男子生徒に自主退学を迫った際、「おまえアホやろ」「おまえは放火魔や」などと暴言を吐いたとして、学校と部長に「教育機関として許される懲戒行為の範囲を明らかに逸脱し、人格権を侵害している」と警告した。
弁護士会によると、高校2年生だった生徒は2011年7月、学校の内外で複数回にわたって喫煙していたとして自主退学した。
退学の直前、体育館のごみ箱が燃えるぼや騒ぎがあった。生徒指導部長の男性教諭は生徒を生徒指導室に呼び出し、「あの火事は君です」と指摘。生徒が否定しようとしたところ、「黙っとけいうねん」と遮ったうえで、「たばこを吸うのはおまえだけ」「ちょっと頭いかれてるか」「このドアホ」などと、机をたたきながら30分ほど罵倒した。