加サーカス、6月再開 シルク・ドゥ・ソレイユ
【ニューヨーク=共同】高い芸術性で世界的な人気を誇るカナダのサーカス劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」が6月から公演を再開する。一部の演目を対象に21日からチケットの販売を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大で経営難に陥り、昨年6月から法的管理下で再建計画を進めていた。
ラマー最高経営責任者(CEO)は声明で「公演中止から約400日がたった。困難な時期を耐えたアーティストや従業員を誇りに思う」と述べ、復活を宣言した。
再開を決めたのは、劇団を象徴する四つの演目だ。米ラスベガスで6月に「ミステール」、7月に「O(オー)」をそれぞれ上演開始。11月にドミニカ共和国プンタカナで「クーザ」を、来年1月にはロンドンで「ルージア」を予定している。
劇団はカナダのモントリオールに本拠を置く。米国の一大観光地であるラスベガスでの大規模な定期公演が有名で、日本にもファンが多い。