M-1最終年のヘンダーソンが勇気の提言 敗者復活戦でのカメラワークに疑問「賞レースではやめて」

[ 2023年12月26日 20:20 ]

ヘンダーソン・中村フーのX(hendernakamura)より

 お笑いコンビ「ヘンダーソン」が26日、ABCラジオ「ミルクボーイの火曜日やないか!」にゲスト出演。24日に行われた「M-1グランプリ」敗者復活戦で惜敗した悔しさをひっさげ登場した。

 2日経っても「余裕で悔しいです」と話す子安裕樹と中村フー。M-1に出場できるのは今年が最後だった。ラストイヤーの敗者復活戦で残った“わだかまり”について、「M-1が大好きだから」という熱い思いで19年王者・ミルクボーイを相手にあえて語った。

 敗者復活の方式は今年から大幅に変更。21組が3ブロックに分かれ、4分間の漫才を披露する。会場でランダムに選ばれた500人の審査員が、各組のネタ終わりで「暫定勝者」「挑戦者」の面白かった方を選択。各ブロックで勝ち残った3組から、芸人審査員5人の投票で最多票を得た1組が決勝に進む。屋内の大会場となり、舞台の背景には巨大モニターが設置された。

 ヘンダーソンはAブロックを突破も、芸人投票は1票。残る4票を獲得した「シシガシラ」に敗れた。2人が引っかかったのは、そのシシガシラの“ハゲネタ”披露中の一場面だ。浜中秀昌が相方・脇田の頭を横から眺める場面で、カメラがゆっくりと脇田の頭部にズーム。巨大モニターで漫才を見る観客からうねるような「その日イチの笑いが来た」という。

 子安は「正直あれはズルいですよ。ゆっくりズームで“おもしろバラエティー”になった」、中村も「シシガシラはまったく悪くないですよ。あのカメラマン誰や…カメラのズームによって爆笑がさらに爆発した。あれでラストイヤーの1組の人生を奪った」と恨み節。「“たられば”の話ですけど…あそこでああいうことがなかったらどうなってたやろうとか考えたら、悔やんでも悔やみきれない」とうなだれた。

 「テレビマンの性で面白くしようとしたのかもしれないですけど。僕ら人生賭けてるんで、賞レースでは余計な事せんといてください、と言いたい」「準決勝もモニターないんですから、同じ条件でやってくれたら」「来年は改善して頂いて…」と訴えた。

 ミルクボーイも2人の主張に納得して寄り添い、後輩たちのためにもあえて提言した勇気を称えていた。

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