日光山輪王寺で厄払いと開運を願う「強飯式」が5年ぶりに通常開催

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「頭が高い」とひれ伏す頂戴人を責める山伏たち(2日、日光市の輪王寺で)
「頭が高い」とひれ伏す頂戴人を責める山伏たち(2日、日光市の輪王寺で)

 日光市山内の日光山輪王寺で2日、山伏が参拝者に山盛りご飯を食べるよう責め立て厄払いと開運を願う「 強飯式ごうはんしき 」が5年ぶりに本来の形で行われた。

 強飯式は、山伏が修行場から持ち帰った供え物を、人々に振る舞ったのが起源とされ、1200年以上の歴史がある伝統行事。新型コロナウイルスの影響で法要のみが行われていた。

 山伏に ふん した僧侶が、 かみしも 姿の「 頂戴人ちょうだいにん 」に対し「三社権現より賜る所の 御供ごくう じゃ。謹んで頂戴あろう」、「75杯残さず食べろ」などと約5キロ・グラムの山盛りご飯を食べるように責め続けた。

 江戸時代には全国の有力大名が頂戴人に名を連ね、彼らを責め立てることで慢心を戒めるという意味もあったとされる。今年は企業の社長ら12人が参加した。

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5212190 0 ニュース 2024/04/03 05:00:00 2024/04/03 05:00:00 2024/04/03 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2024/04/20240402-OYTNI50094-T.jpg?type=thumbnail

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