ピーチ、18年夏に関空―釧路便計画 釧路市長
北海道釧路市の蝦名大也市長は5日の記者会見で、2018年夏に格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションが関西国際空港―釧路空港の定期便を開設する計画であることを明らかにした。そのうえで「定着に向け一定期間の支援策を詰めたい」と述べた。アジアの玄関口でもある関空との定期便ができることで「外国からの観光客誘客にも弾みがつく」(市長)と期待している。
市長は「滑走路使用料や空港使用料の減免、冬場の凍結対策など他空港の支援策などを参考にする。3年なら3年の期間に定着に向けどのような政策をとれるか関係機関と詰め、18年度から実施したい」と語った。運航は1日1往復の見込みで、同社が新千歳以外の道内空港に就航するのは初めて。なお同社は釧路線就航について「コメントできない」としている。
また、蝦名市長は台湾の国立台湾博物館(台北市)で2日から始まった特別天然記念物のマリモ企画展の開会式に出席した際、釧路市教育委員会と台北市立動物園がマリモの貸与に関する覚書を結んだことを明らかにした。天然マリモの台北市立動物園での常設展示を望む台湾側の意向を受け、今後1年程度かけて国なども交えて協議する。今回の企画展では人工マリモを展示した。
関連企業・業界