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キムタク伝説復活 『HERO』最終回22.9%、全11回平均21.3%

 22日に放送されたSMAP木村拓哉主演のフジテレビ系ドラマ『HERO』(毎週月曜 後9:00)の最終回の視聴率が22.9%だったことが24日、わかった。前シリーズのヒロイン・雨宮舞子(松たか子)や牛丸次席似の娘の登場はなかったが、レギュラー出演陣それぞれの見どころ満載で大団円を迎えた。全11回の平均視聴率21.3%は、2014年のゴールデン、プライムタイムに放送されている全レギュラー番組ではトップの記録で、多くの視聴者を楽しませた。

フジテレビ系ドラマ『HERO』では、木村拓哉演じるブレない検事・久利生公平を支えた城西支部のメンバーの好演が光った

フジテレビ系ドラマ『HERO』では、木村拓哉演じるブレない検事・久利生公平を支えた城西支部のメンバーの好演が光った

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 同ドラマは、木村が演じる型破りな検事・久利生公平を中心に描かれる個性的な検事・事務官たちの群像劇。最終回は、第10話で浮上したえん罪を含む連続通り魔事件が決着。牛丸次席(角野卓造)が「進退を賭ける覚悟はおありなんでしょうか」と記者に問い詰められ、「当然です」とキッパリ言い放つ記者会見シーンや、担当検事として法廷に立った久利生が裁判員たちに「正直でまっすぐな光を当てなければ、真実は見えてこない。裁判は成り立たなくなっちゃうんです」と、穏やかにしかし力強く語りかけるシーンなど、見ごたえがあった。

 瞬間最高視聴率は25.3%となり、午後10時7分、久利生が真実と正義を求める発言を受け止めた後、証人の国分(井上順)が15年前の真実について告白を終え、「検察からは以上です」と久利生が発言を終えるあたり、というドラマのクライマックスシーンだった。

 2001年1月期以来、13年ぶりに連続ドラマとして復活した同ドラマは、初回に今年の全ドラマの中で最も高い26.5%を獲得。以降は、第2話=19.0%、第3話=20.5%、第4話=18.7%、第5話=21.0%、第6話=20.1%、第7話=19.0%、第8話=20.5%、第9話=20.2%、第10話=22.3%と高視聴率をキープし、期間平均21.3%を記録した(視聴率はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 木村をはじめ、牛丸次席役の角野、末次事務官役の小日向文世、遠藤事務官役の八嶋智人、さらに警備から事務官に昇格した井戸事務官役の正名僕蔵、「あるよ」でおなじみのSt.George’s Tavernマスター役の田中要次といったオリジナルキャストに加え、麻木事務官役の北川景子、田村検事役の杉本哲太、宇野検事役の濱田岳、馬場検事役の吉田羊、小杉警備員役の勝矢、川尻城西支部部長役の松重豊といった新規参入組らの見事なチームワークが花開いた形となった。

 渡辺恒也プロデューサーは「13年ぶりの連ドラにも関わらず、シリーズを通してこれほど多くの方に支持していただけて、スタッフ・キャスト一同、本当に励みになりました。『HERO』は検察という現場で働く人たちの物語でしたが、このドラマを通じてそれぞれの仕事や日々の生活の中で、前向きでいることの力強さを感じてもらえていればうれしいです」と感謝のコメントを寄せた。

■過去の実績

・連続ドラマ『HERO』2001年1月8日〜3月19日
全11回平均34.3%、最高視聴率は最終回(3月19日)に記録した36.8% 

・ドラマスペシャル『HERO』2006年7月3日
30.9%、瞬間最高34.0%

・劇場版『HERO』2007年公開
最終興行収入81.5億円(2007年邦画実写1位)

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  • フジテレビ系ドラマ『HERO』では、木村拓哉演じるブレない検事・久利生公平を支えた城西支部のメンバーの好演が光った
  • 全11回の平均視聴率が21.3%なった

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