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河井夫妻選挙違反事件

19年参院選を巡る大規模買収事件で、河井克行元法相と妻の案里元参院議員の有罪判決が確定。現金を受け取った地方議員に厳しい目が。

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空席目立つ広島県議会開会 「起訴相当」6県議は出席 河井夫妻事件

大規模買収事件で辞職した県議の席が空いたまま開会した2月定例会。辞職した岡崎哲夫氏が座っていた「57」の席の奥に、現職にとどまる奥原信也県議が座る=広島市中区基町の広島県議会本会議場で2022年2月15日午前11時16分、小山美砂撮影
大規模買収事件で辞職した県議の席が空いたまま開会した2月定例会。辞職した岡崎哲夫氏が座っていた「57」の席の奥に、現職にとどまる奥原信也県議が座る=広島市中区基町の広島県議会本会議場で2022年2月15日午前11時16分、小山美砂撮影

 2019年参院選広島選挙区の大規模買収事件を巡って「辞職ドミノ」が起きた広島県議会の2月定例会が15日、開会した。東京の検察審査会(検審)の議決で県議10人が「起訴相当」とされ、2月に入って4人が辞職。本会議場は欠員による空席が目立つ異例の開会となった。一方で職にとどまる6県議は全員が出席して議事に臨んだ。傍聴席の市民からは「おかしい。ただちに辞職すべきだ」と怒りの声も聞かれた。

 定数64の県議会。開会時刻の午前10時半、議員の出席人数を示す赤字のカウンターは「60」を示していた。河井克行元法相=実刑確定=と妻の案里元参院議員=有罪確定=夫妻側から現金を受け取り、辞職したのは、いずれも最大会派「自民議連」所属だった高山博州氏▽平本英司氏▽下原康充氏▽岡崎哲夫氏――の4人だ。

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