本番組でナレーションを担当した永井一郎さんは1月27日(月)にお亡くなり になられました。心よりご冥福をお祈りいたします。
国民栄誉賞の副賞として、なでしこジャパンへ贈られた熊野筆。
これを機に熊野の化粧筆は、すっかり有名になったが、熊野で作られる筆は化粧筆だけではない。
アニメーションを描く画筆も、熊野町で作られている。日本を代表するアニメ制作会社、スタジオジブリで使われている画筆の7割は熊野筆。CGアニメ全盛のいま、最新作「かぐや姫の物語」でも美術監督は、ほぼすべてを熊野筆で描いた。アニメを描く筆とは、どのような筆なのか?アニメーターたちが満足する画筆を完成させるために、筆職人は、どのような創意工夫を繰り返したのか?
谷原章介が筆工房を訪ね、職人の「技」に迫る。
ホテルオークラ、ホテルニューオータニ、シンガポールのマリーナベイサンズ・・・・
世界に名だたる一流ホテルの華やかさを演出しているのは、広島の小さな会社「歴清社」が作っている金色に輝く壁紙だ。
ところが、これらは本当の金ではなく金色の真鍮箔。創業者が生み出した唯一無比の技術が、紙を変色させずに永遠の輝きを保つという。
創業から100年以上がたった今でも、世界で通用する技術とはどのようなものなのか?
その技術を職人たちはどう受け継ごうとしているのか、被爆を乗り越えた技術にデーモン閣下が迫る。
有名ブランドバッグやウエディングドレスなどを装飾する小さな粒。その名前はビーズ。
このグラスビーズ生産で日本一の会社「トーホー」は、広島市北部の山間にある。会社のスローガンは、「打ち込め魂の一粒に」。
その品質は世界最高峰と評判で、9割は海外へ輸出されている。去年12月には、東京・下北沢に初の直営グラスビーズジュエリーショップをオープン。
どちらかというと目立たない存在だったビーズが、攻勢をかけようとしている。
小さなガラスの粒はどのような工程で作られ、そこに職人たちの、どのような技術が隠れているのか。
アンガールズが職人に弟子入りして、機械化出来ない技術を体験する。
東京駅正面に今年オープンした「KITTE」。商業ビルの地下1階に全国の故郷産品を紹介するスペースがある。
広島を代表する故郷産品として紹介されているのは、お好み焼きでも、もみじ饅頭でもない。
福山市の「天野実業」が作るフリーズドライ商品だ。
湯を注ぎ、わずか「10秒」で食べることができる商品を次から次に開発し、今や日本の食卓を支える商品にまで成長した。
「天野実業」の食の匠たちは、どうして「10秒」にこだわったのか?
どのようにして「10秒」で食べれる商品を完成させたのか?新製品開発の裏側を、国生さゆりが訪ねる。
谷原章介:「職人のお母さん方が元気で、とでも真面目に良いモノづくりをされています。その姿勢からプライドを感じました。」
アンガールズ山根:「ビーズのアクセサリーはオシャレ!奥さんが喜ぶ!」
アンガールズ田中:「熱して引っ張って熱して洗って…、小さなビーズの手間はスゴイ!」
デーモン閣下:「広島にこんな金色の箔があったなんて驚いた! 吾輩は豪華なの好きである。発注しようかな」
阿川佐和子:「キャベツ、豚肉…、素材の味をそれぞれ生かすお好みソースはサスガ! 広島のソウルフードってホント美味しい」
国生さゆり:「こんなモノまでフリーズドライに出来るなんて! 味はもちろん風味まで損なわないのがスゴイ!」
制作著作 中国放送 | プロデューサー:戸倉 真一 / 演出:上田 善三(クラフトワン)、脇田 晃治(RCCフロンティア)