存廃の岐路にあるJR芸備線を盛り上げようと、愛好家たちが車両を貸し切って、鉄道の旅を楽しみました。


広島・庄原市の備後落合駅に、鉄道愛好家グループが貸し切った車両が到着しました。かつて、岡山から伯備線と芸備線を経由して広島まで走っていた「急行たいしゃく」のヘッドマークもつけられました。


備後落合駅では、地元観光協会などの有志が、乗客たちを歓迎しました。


岡山県の「玉野市電保存会」は、存続を危ぶむ声もある芸備線を地元の人たちと一緒に盛り上げようと企画しました。


岡山・玉野市電保存会 垣内雄一 会長
「鉄道愛好家としても何かの助けになっていきたい。今後の地域のみなさんの運動にもつながったら」


参加者は、備後落合駅に近いドライブインで、名物の「おでんうどん」を楽しんだり、地元の産品を購入したりしていました。


岡山から参加
「うどん、よかったですね。ここまで盛大にお出迎えしてもらえるとは思っていなかった」


兵庫から参加
― 芸備線、どうだった?
「長い旅だったけど、よかった」


企画したグループは、「この取り組みをローカル線の問題に一石を投じるものにしたい」としています。