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橋本五輪相は20日午前の閣議後記者会見で、英政府の発表に関し「東京大会などを狙ったサイバー攻撃の情報があったことは承知している」と述べた。被害が発生したかどうかについては「事柄の性質上、コメントできない」と語った。
橋本氏は「ロンドン五輪からサイバー攻撃が多くなり、平昌五輪での攻撃は6億回だった」と指摘した。その上で、大会開催に向けて「海外との情報共有を進めながら、関係組織が一丸となり、サイバーセキュリティー対策を推進していきたい」と強調した。
加藤官房長官も記者会見で「世界から注目を集める国際イベントであり、サイバーセキュリティー対策が重要だ」と述べた。
大会組織委員会は「サイバー攻撃対策については詳細を公にできないが、引き続き、関係機関と緊密に連携していく」とのコメントを出した。大会関係者によると、現時点では大会準備に向けた重大なトラブルは確認されていないという。組織委は、攻撃の痕跡があったかどうかも含めて確認を進める方針だ。