【香川―愛媛】7回を5安打2失点と好投した香川の森崎=レクザムスタジアム
四国アイランドリーグplusは19日、高松市生島町のレクザムスタジアムなどで2試合を行った。最下位の香川オリーブガイナーズは2位愛媛マンダリンパイレーツを7―4で下して連敗を6で止め、3位に浮上した。通算成績は23勝5分け25敗。
香川は打線が8試合ぶりの2桁安打となる12安打と活発だった。0―1の一回に宋の右翼線適時二塁打などで4点を奪って逆転。五回は吉田の右前適時打で1点を加え、5―2の七回は2死二、三塁から宋の三塁への内野安打に失策が絡み、さらに2点を追加した。
投手陣は、先発の右腕森崎(高松中央高出)が7回5安打2失点で3勝目(3敗)。八回は左腕龍頭が無失点に抑えた。九回は右腕広瀬が1死一塁から代打に右越え2ランを浴びたが、それ以上の失点は阻止した。
▽レクザムスタジアム
愛 媛100000102―4
香 川40001020×―7
▽勝 森崎9試合3勝3敗
▽敗 菅原11試合6勝3敗
▽本塁打 有間3号(2)(愛)
▽二塁打 中西、宋r均、田川、上田▽盗塁 妹尾2▽失策 岡村、吉田、天野▽捕逸 福田▽暴投 菅原
▽試合時間 2時間46分
ガイなやつ 森崎、緩急で凡打の山
またしても連敗ストップの立役者となった。香川は先発森崎が7回2失点と奮闘。1分けを挟んだ5連敗からチームを救った2日の前回登板(ソフトバンク3軍戦)に続き、6連敗中で迎えたこの日も粘りの投球で勝利投手となった。
一回2死二塁から適時打で先制を許したが、直後に打線が援護。「野手が盛り上げてくれて投げやすくなった」と気持ちを切り替え、二〜六回は1安打無失点。制球が良かったカーブやチェンジアップで緩急を付け、凡打の山を築いた。
七回も踏ん張った。四球などで招いた無死満塁から適時打で2点目を失ったが、その後の1死満塁では冷静に低めを突いて投ゴロ併殺に。1イニングに複数失点は許さなかった。
ヤクルトへ移籍した歳内の穴を埋めるためにも一層の活躍が求められる綾川町出身の22歳。逆転優勝へ向けて、「もう悪い投球はできない」と強い覚悟をにじませた。
▽JAバンク徳島
高 知002001000―3
徳 島000100100―2
(高)横山、平間―松田(徳)白川、河野、小原―佐々木