ブラジルの6本指家族、母国代表6度目のW杯優勝に向け応援

ブラジルの6本指家族、母国代表6度目のW杯優勝に向け応援
 6月20日、 先天的に指の数が多い多指症であるブラジルのダシルバさん一家は、サッカーのW杯ブラジル大会で、母国代表が通算6度目の優勝を飾ることを、6本あるその指で数えたいと話す(2014年 ロイター)
[ブラジリア 20日 ロイター] - ブラジルの首都ブラジリア近郊で暮らすダシルバさん一家は、14人の家族全員が、先天的に指の数が多い多指症の症状を持っている。一家は、サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、母国代表が通算6度目の優勝を飾ることを、6本あるその指で数えたいと話している。
6本目の指は他の指と同じように動かすことができ、一家はそれを隠すことなく料理やギターの演奏を上手に行っている。ただ、女性たちが小さな婦人靴を履くためには、足の6本目の指を切断しなければならなかったという。
家族はフェイスブック上にページを公開し、6本の指でブラジル代表を応援すると宣言。それ以来、国内メディアの注目を集めるようになった。
15歳のジョアン・デ・アシス君は、ブラジルの伝説的サッカー選手ペレや、スター選手ネイマールと同じ10番をつけてサッカーをプレーしているが、本当はゴールキーパーになりたいのだと話す。「ボールをつかみやすいし、手も他の人より大きいからボールに手が届きやすい」と、6本指の利点を語る。
ブラジル代表は23日、1次リーグ突破に向けカメルーンと対戦する。

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