サイン盗み問題、日本プロ野球衝撃の裏面史 ビジター戦では真っ先にカメラや盗聴器探し…打者の両太ももに器具を装着する伝達法も

 ノゾキの3割打者だけでなく、ノゾキの本塁打王までいた。V9ナインの一員だった巨人OBはこう言い切る。

 「パ・リーグだけじゃないですよ。サイン盗みをやっていない球団なんかない。ウチだってやっていましたよ。後楽園球場の外野席でアベックのファンを装って、双眼鏡でやっていました。ただし、ONだけは『教えてくるな。打ちにくくなるから』と断っていましたがね」

 セ・リーグを代表する左腕投手の生々しい証言を聞いたこともある。川崎球場での大洋(現DeNA)戦で、まさかの早いイニングでのKO劇。

 「絶対にサイン盗みをやっとる。そうでなければ、あんなに思い切って踏み込んで、オレのボールを打てるワケがない」

 当時、セ・リーグでサイン盗みの巣窟として、疑惑のやり玉にあげられていたのは広島市民球場だった。まだ電光掲示板がなかった時代。スコアボードのノゾキ穴から、特殊な双眼鏡で捕手のサインを盗んでいたというのだ。他球団の申し入れで実際に立ち入り検査を受けたこともあったが、何も出てこなかった。

 どこでのぞいていたかという話とは別に、サイン盗みの仕事に関わっていたという某球団の職員から、衝撃的な証言を得たことがある。盗んだサインの伝達法だ。

 「打者の太ももの両側に電気が走る器具を付けている。例えば、右側に電気が走ったら変化球、左側なら速球というように決める」

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