大阪メトロは24日、大阪市中央区の中央線森ノ宮駅で、2025年大阪・関西万博に向けて導入する新型車両400系の出発式を開いた。25日から営業運行した。中央線は万博会場の人工島・夢洲まで延伸する予定で、開幕までに23編成を導入して来場者の輸送を担う。
出発式では河井英明社長が「未来社会の万博にふさわしい車両を用意した。多くの人に乗ってもらい、もうすぐ万博だと実感してほしい。末永く皆さまから親しまれることを願う」とあいさつ。関係者らがテープカットし、列車が動き出した。
宇宙船を意識させるデザインで、車体前面を鉄道車両では珍しい八角形とし、前照灯を四隅に配置した。従来車両よりもガラス素材を多く取り入れるなどして眺望も確保。車内での犯罪防止のため、防犯カメラを全車両に設置した。