スノーピーク、韓国に直営キャンプ場 24年本格開業
アウトドア用品大手のスノーピークは、韓国初となる直営キャンプ場を開業した。運営はスノーピーク完全子会社のスノーピークコリアが担う。韓国ではスノーピークのアウトドア用品やアパレルの人気が高まっており、キャンプ場を通じてさらなる顧客の獲得につなげる。
直営キャンプ場「スノーピーク エバーランド キャンプフィールド」(京畿道龍仁市)は19日から、物販エリアなど一部を開業した。全敷地面積は約6万6100平方メートル。キャンプフィールドは、6月から週末限定で運営を始め、まずはデイキャンプを楽しめるようにする。キャンプ場の本格的な開業は2024年夏を予定している。
場内に設ける直営店は、広さ約330平方メートルで、アウトドア用品やアパレル、ペット用品などを販売する。また韓国初となる「スノーピーク カフェ&ダイニング」を展開し、たき火をしながら食事ができる野外ダイニングも設けた。複合的にアウトドアを体験できる施設で、さらなるシェア拡大を目指す。投資金額は非公開としている。
スノーピークの23年1~3月期の連結決算では、韓国の売上高が前年同期比13%増の約7億7000万円と、海外の中で最も多い。アパレルの販売が好調で売り上げを伸ばしている。
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