首相、駐留米軍経費の負担増「終わった話」
安倍晋三首相は13日のNHK番組で、在日米軍駐留経費の負担について先の日米首脳会談ではトランプ大統領から言及がなかったことを明らかにし、「この問題は終わった」との認識を示した。トランプ氏は米大統領選を通じ、駐留経費の負担増額を求める考えを繰り返し示し、応じない場合は撤退もにじませる構えだった。
これに関連し、外務省幹部は「駐留経費の話はマティス国防長官が来日した段階で決着がついている」と指摘した。2月初旬に来日したマティス氏は日本の経費負担を「見習うべきお手本」と評価。トランプ氏は10日のワシントンでの共同記者会見で、首相を横に「私どもの米軍をホストしてくれている。日本国民にお礼を申し上げたい」と語っている。