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検索結果 1,020 件

  • 翟門生石床とゾロアスター教(上):中国ソグド図像の基礎的研究

    黒田, 彰 文学部論集 108 1-27, 2024-03-01

    ...テキ門生石床の図像中に散見するゾロアスター教的要素をめぐっては、拙稿「テキ門生石床の竹林七賢図─北朝における七賢図攷─」(『文明をつなぐもの 中央アジア』〈二〇二二年秋季特別展図録、MIHOMUSEUM, 令和四(二〇二二)年〉所収)の冒頭において概説を試みたことがあるが、例えば左側板表左の右上に見える鶏が本石床の門ビにも見えるなど(稲垣肇氏教示)、その後さらに大きな進展を見せる。...

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  • 董黯図溯源:ガンダーラ仏から孝子伝図へ

    孫, 彬, 黒田, 彰 京都語文 31 211-257, 2024-02-29

    ...それら半跏思惟像や燃燈仏授記図などは、いずれも古代印度、ガンダーラにおいて考案、創始された固有の図像として、中央アジアのシルクロードを経由し、或いは直接、中国へまた、日本へと伝わった。一方、それらの両図は、例えば雲岡における豊かな作例にも恵まれている所から、雲岡を通じて、孝子伝図(董黯図)へと転用された道筋が考えられるのである。...

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  • キルギス山脈における近年の氷河縮小に関わる氷河湖形成

    ダイウロフ ミルラン, 奈良間 千之 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 303-, 2024

    ...<p><b>1.はじめに</b></p><p>中央アジアの天山山脈を構成するキルギス山脈では,近年の温暖化の影響により,多くの氷河湖が存在する(Janský et al., 2010; Daiyrov et al., 2022).この地域では,短期間で形成と消滅する短命氷河湖や変動を繰り返す不安定な氷河湖が多く確認されている.これらはたびたび氷河湖決壊洪水を引き起こすため,氷河湖のモニタリングは重要...

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  • 深層学習を用いたキルギス・天山山脈における氷河湖マッピング

    山田 奈穂, 奈良間 千之, 飯田 佑輔, Daiyrov M. 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 269-, 2024

    ...<p><b>1.はじめに</b></p><p> 中央アジアのキルギス・天山山脈では,多数の小規模氷河湖の出水による氷河湖決壊洪水(GLOF)が報告されている(Erokhin et al., 2008, 2017; Daiyrov et al., 2018, 2022).同地域ではわずか数ヶ月で氷河湖の形成・出水を起こす氷河湖の存在が明らかになっており(Narama et al., 2010, 2018...

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  • 中央アジア・キルギスの水環境に関する水文地理学的研究(1)

    小寺 浩二, 猪狩 彬寛, 小田 理人, 森本 洋一 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 301-, 2024

    <p>I はじめに塩湖の水質特性及び蒸発濃縮による物質循環の解明は、乾燥地域や南極等、極地環境下という地理的制約を受けて、議論があまり行われてこなかった。しかし、極限下での物質反応過程は淡水湖と比較研究をする上で非常に重要であると言える。海水の影響を受けない非海水性塩湖においては気温や、蒸発濃縮過程のみならず、地質といった集水域環境の影響も受けることが示唆されている。(Renaut,1990)研…

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  • 梵文『法華経』における動詞 hā の現在活用の変遷

    笠松 直 歴史言語学 12 (0), 71-87, 2023-12-27

    ...標準文法に適う gerund 形 vihāya が校訂本ないし Gilgit 写本に見 られるものの (Saddhp I 20d; XIII 43c),その本来の読みは中央アジア写本に証明さ れるように jahitva の可能性がある (Kashg 18b2 および273b4)。  現行の校訂本を見る限り,hā の活用形は混在している。...

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  • モンゴル高原における遊牧の始まり

    白石 典之 沙漠研究 33 (1), 3-8, 2023-06-30

    ...<p>本稿では,ゴビ砂漠以北のモンゴル高原を対象に,牧畜の伝来から遊牧の開始,さらに騎馬遊牧民の成立までのプロセスを,考古資料にもとづき論じた.紀元前3000年ごろ,アルタイ山脈からハンガイ山地にかけての地域に,中央アジアからアファナシェヴォ文化が到来し,ヒツジ・ヤギ・ウシによる牧畜を伝えた.この新来の集団は,在地の狩猟採集民と交わり,紀元前2500年ごろには,家畜とともに遊動性の高い生活を始めた....

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  • 有機物の炭素・酸素安定同位体比からみた中央アジアの塩生植物の水利用特性

    藤村 光希, 服部 紗良, 松尾 奈緒子, 岩永 史子, Kristina Toderich, 山中 典和 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 176-, 2023-05-30

    ...<p>中央アジアのアラル海周辺地域では,土壌塩類集積が問題となっており,その対策として塩生植物を利用した生物学的環境修復技術の確立が求められている.葉の炭素安定同位体比はC3植物における水利用効率を,葉の酸素安定同位体比は蒸散量や吸水源の酸素安定同位体比を反映するとされ,塩生植物の耐乾性・耐塩性に関わる水利用特性の評価指標として利用可能であると期待される.そこで本研究では,これらの安定同位体比を用いて...

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  • 梵文『法華経』諸伝本に見られる動詞<i>bhāṣ</i>の活用の推移

    笠松 直 印度學佛教學研究 71 (3), 998-1003, 2023-03-25

    ...</p><p> 未完了過去形KN XII: 267,2p <i>abhāṣetām</i>とアオリスト形Kashg 256a3 <i>bhāṣi</i>(ṃ)<i>su</i>との対応は示唆的である.恐らく原『法華経』段階で<i>bhāṣ</i>は,現在形では能動態が,過去形ではアオリストが主に用いられたと思しい.アオリスト形は,中央アジア伝本では散文にも残存するが(旅順B8V8<i> bhāṣi<...

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • 飛騨帯研究のレビュー:最近の進展と今後の視点

    椚座 圭太郎, 磯崎 行雄 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 52-, 2023

    ...2)東アジアプレート古地理復元のために、大・南中国(GSC)+ニポニデス造山帯(飛騨外縁帯など)、その大陸側の飛騨帯+その延長部、そして中央アジア造山帯の3者関係を広域的に再検討する必要がある。飛騨帯などの動きを反映した手取層群や相当層の後背地や古流系復元が重要である。3)YTL形成の一部として飛騨ナップ・テクトニクスを再検討する。...

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  • 中央アジア,天山山脈北部地域の氷河起源型岩石氷河の形成環境

    水野 向陽, 奈良間 千之, 奥山 駿 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 222-, 2023

    <p>1.はじめに </p><p>岩石氷河は,山岳永久凍土の指標地形として知られており(Barsch,1996),岩屑と内部氷の供給源の違いから「崖錐起源型」と「氷河起源型」に分類される(松岡,1998).「崖錐起源型」は背後の岩盤から供給された礫で形成された崖錐に残雪や地下水が永久凍土の供給源となり発達するタイプである.「氷河起源型」は岩石氷河の上流部に氷河が存在し,氷河の縮小過程で堆積した岩…

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  • 梵文『法華経』に見られる動詞bhūの中動態語形

    笠松 直 歴史言語学 11 (0), 1-22, 2022-12-27

    ...中央アジア 伝本の散文には一部 BHS bhaveya が残存している。これが本来の語形であろう。 韻文中の語形は早期に bhaveta と置換されたと思しく,多くの写本で読みは比較 的揃う。しかし新層のネパール伝本の一部では bhaveta を―韻律に反してまでも ― bhavet と校訂する傾向が看取される。異例な語形であるとの認識があったもの であろう。...

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  • モンゴル帝国時代のサハリン島の史料に見える方位のずれについて

    中村 和之 函館大学論究 54 (1), 1-14, 2022-10

    ...モンゴル帝国・元朝時代の漢語史料やペルシア語史料において、中央アジアに関する記述の中に、時計回りに 90 度ずれた方位感覚を示す例が見られる。その理由について、もともとはモンゴル語で前後左右と表現されたものが、漢語に翻訳されたときにそれぞれ南北東西とされ、史書にそのまま記載された結果、実際の方位とはずれたという説が発表された。...

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  • 中央アジア諸国における海外直接投資の経済効果

    稲葉 和夫 名古屋学院大学論集 社会科学篇 58 (4), 19-31, 2022-03-31

    ...本研究では,中央アジア地域における海外直接投資が当該地域に及ぼした経済効果を実証的に検討する。入手可能なデータの制約から対象地域をカザフスタン,ウズベキスタン,キルギスタン,タジキスタンに限定している。先行研究を踏まえ,経済効果を水平効果,垂直効果(前方効果,後方効果)の3つの側面から捉え,企業の生産から原材料,資本,労働の効果を除いた全要素生産性を考察の対象とする。  ...

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  • キルギス共和国の視覚障害を有するマッサージ師の 就労状況と鍼療法に対する意識に関する調査

    Shirinoi Dzhorobekova, 近藤 宏, 松田 えりか, 石松 菜摘, 石崎 直人 日本東洋医学系物理療法学会誌 46 (2), 59-66, 2022

    ...【目的】中央アジアに位置するキルギス共和国の視覚障害を有するマッサージ師の就労状況については、あまり知られていない。本研究の目的は、キルギス共和国の視覚障害を有するマッサージ師にアンケート調査を行い、就労の状況や鍼療法に対する意識について調査することである。...

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  • 産業電化が導くカーボンニュートラルの未来

    内山 洋司, 中谷 真幸 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (1), 1-9, 2022

    ...一方、逆に、中央アジア南部やその周辺では、異常低温に見舞われた。また、降水量を見ると、平年よりも多い地域が増えている。例えば、ヨーロッパは7月中旬の記録的な大雨によって洪水が発生し、死者の数は約200人、ドイツだけでも150人以上が行方不明となった。逆に、ヨーロッパ東部やアルゼンチン北部からブラジル南部では異常少雨となる月が多くあった。...

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  • 防災のための宇宙技術の利活用

    池田 誠 日本地理学会発表要旨集 2022a (0), 44-, 2022

    ...これは、東南アジア諸国が他の地域(東アジア、南アジア、中央アジア、太平洋島しょ国など)と比較しても、災害の発生する頻度が高いこと、また、発生する災害の種類の多岐にわたることが原因であると考えられる。</p><p>他方、災害時においてデータ提供が行われる一方で、解決すべき課題がある。ひとつは、アジア各国における研究機関と防災機関との連携である。...

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  • インドシナにおける科学の始動

    鈴木 伸二 史学雑誌 131 (4), 27-50, 2022

    ...彼はまた、一八八〇年代に中央アジアの探検家としてもパリで知られていた。キャピュは一八九七年にインドシナ総督のポール・ドゥメールから招聘され、インドシナで農商務局を設立した。同局は農業部、地質部、気象観測所、森林部、獣疫医務部といった部署や、商業部門、出版室、博物館、植物園、農業試験場、農学校、研究所を有する多様な組織だった。...

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  • 紙が演出した文明史上の交代劇

    飯田 清昭 紙パ技協誌 76 (2), 139-147, 2022

    ...</p><p>8世紀には,中東・地中海沿岸ではギリシャ・ローマ文明がパピルスおよび羊皮紙に記録され,中央アジア・東アジア・東南アジアでは,諸民族の文明が紙に記録されていた。</p>...

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  • 新型コロナウィルス感染拡大のカザフスタンと中国の関係に与える影響

    ヌルガリエヴァ リャイリャ 21世紀東アジア社会学 2021 (11), 89-106, 2021-12-15

    ...<p> 新型コロナウィルス感染拡大により、中国は中央アジアでの影響力を強め、中国とカザフスタンの間の経済協力を拡大することができた。感染症拡大発生以降、世界貿易が減少した一方で、カザフスタンと中国の間の相互貿易、特に輸出は増加した。2020年上半期では、2019 年の同時期と比較して、20%増加し、48 億ドルに達した。...

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  • 福島安正のユーラシア大陸旅行 ―一八八〇年代から九〇年代を中心として─

    澤田, 次郎, Sawada, Jiro 拓殖大学国際日本文化研究 4 75-228, 2021-03-25

    ...すなわち、①英領インド調査、②バルカン半島視察、③シベリア単騎横断旅行、④亜欧旅行(とくにペルシャと中央アジア)である。 これらを通観した上でいえることは、第一に福島の視野の広さである。ベルリン駐在時の福島は任地のドイツ軍や独露国境地帯のロシア軍の兵力を調べるとともに、ロシアの中央アジア鉄道、シベリア鉄道建設に注目してその動きを追うなど、ユーラシア大陸全体に目を配っていた。...

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  • 梵文法華経における梵語化検証の可能性――『ケルン・南條本』の異読を中心に――

    西 康友 印度學佛教學研究 69 (3), 1045-1053, 2021-03-25

    ...<p>梵文法華経(SP)は初期大乗仏教経典の古層とされ,この漢訳『妙法蓮華経』は東アジアにおいて多くの経典・思想・文化の形成・発展に大きな影響を与えてきた重要経典の一つである.この原典とされるSPは,仏教混淆梵語(BHS)の代表経典の一つであり,本文には中期インド・アーリヤ(MIA)語的表現が多く見られる.すべての現存SP写本は,中央アジア(CA)伝本とギルギット・ネパール(G-N)伝本の2つに大別...

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  • 陸面過程モデルSiBUCにおける氷河熱収支の改善

    岩川 岳史, 田中 賢治, 田中 茂信 水文・水資源学会研究発表会要旨集 34 (0), 204-, 2021

    ...<p>中央アジアでは大部分が乾燥地帯であり,人々の生活は上流の氷河からの融解水に大きく依存している.一方で,氷河は地球温暖化による影響を大きく受けており,水供給への影響が懸念されている.その影響評価のためにも山岳氷河融解の季節性を再現できるモデルが必要である。...

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  • 中央アジアの人口統計

    雲 和広 比較経済研究 58 (1), 1_25-1_38, 2021

    ...<p>本稿の目的は,中央アジア諸国の人口統計整備手法を概観すると共に,ソ連崩壊後の中央アジア諸国領域に基づく人口統計を構築し,その長期人口動態を把握することにある.ロシア帝国およびソビエト連邦における中央アジア人口統計整備の特徴と歴史的展開を概観した上で,得られる限りの公式統計に基づいて中央アジア5カ国の人口史を跡づける.</p>...

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  • 中央アジア・天山山脈に位置する氷河起源型岩石氷河の形成環境

    奥山 駿, 奈良間 千之, 山村 祥子, 高玉 秀之 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 170-, 2021

    <p><b>1.はじめに</b></p><p> 岩石氷河は,内部に氷と岩屑が入り交じる永久凍土とそれを覆う岩屑によって構成されており,氷河と同様に内部氷の塑性変形によって流動する周氷河地形である.岩石氷河の形成と発達には永久凍土が発達しうる地温,降水量(気候的制約)と同時に背後の岩壁からの岩屑供給と岩壁基部での岩屑の堆積場の存在(地形的制約)が必要である(Barsch, 1992; Ikeda …

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  • 第1相治験実施医療機関における白人対象試験の管理・対応について

    高井 恵子, 片桐 みずき, 外山 陽子, 花田 隆造, Myers Steven Randal, 千代田 健志, 竹島 雅治, 生島 一平, 入江 伸 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 42 (0), 2-P-M-6-, 2021

    ...</p><p>出身国としては北米・西欧地域が主だが、最近は南米、中東、中央アジアなどの参加者が増えてきている。このように多種多様な文化を背景に持つ被験者に対しては、画一的な管理では足らず個別な対応も必要となる。その最たるものが食事であり、白人対象試験における最大公約数的なメニューを策定するのは特に難しかった。...

    DOI 医中誌

  • 中央アジア地域における水文気象観測計画

    田中 賢治 水文・水資源学会研究発表会要旨集 34 (0), 98-, 2021

    ...ここでは、当研究グループが中央アジア域で現在実施中あるいは今後実施予定の水文気象関連の取り組みを紹介する。キルギス東部のKaraBatkak氷河とBordu氷河において総合的な気象観測システムを設置、運用している。雨量,気温,湿度,風速,気圧といった一般気象要素に加え,放射4成分,氷温度,熱流量,積雪深,積雪水量など多項目を観測している。...

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  • 南モンゴルペルム紀-三畳紀火山岩類と中央ネパール古原生代花崗岩類の起源とテクトニクス

    今山 武志 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 063-, 2021

    ...中央アジア造山帯は、原生代から三畳紀までの世界で最も大きな付加型造山帯の一つであり、シベリア地塊の南縁に徐々に発達し、北中国地塊が衝突して、最終的にSolonker衝突境界帯に沿って古アジア海が閉じたと考えられている。しかし、古アジア海の最終閉鎖のタイミングが、古生代初期なのか後期なのかは議論があった。...

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  • 高解像度DEMを用いた山頂周辺の起伏と平均傾斜に基づく世界の山の険しさの評価

    山田 周二 地理学評論 Series A 93 (6), 443-463, 2020-11-01

    ...アジア,アフリカ大地溝帯といった地殻変動や火山活動が活発な地域に分布することがあきらかになった.また,起伏が500 m以上で平均傾斜が35°未満の山頂は,上記の地域に加えて,大陸縁に分布すること,そして,起伏が500 m未満で平均傾斜が35°以上の山頂は,東アジア南部の塔状カルストに限られること,があきらかになった....

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  • 低温プラズマの農業応用展開

    古閑 一憲 電気学会誌 140 (9), 605-608, 2020-09-01

    ...インド,オーストラリア,中国,アメリカ,南アメリカ,中央アジア,アフリカなどのいくつかの主要な食糧生産国や地域地域では,上述した環境ストレス</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献21件

  • 函館大学論究第51輯第2号表紙

    函館大学論究 51 (2), 2020-03

    ...安 木 新一郎 (171) パスパ文字が刻印された中央アジア・ホータンの貨幣  ...... 安 木 新一郎 (177) 報  告 済州島のタカラガイ(ハナビラダカラ)のついた土産物  ... 安 木 新一郎 (183)...

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  • カザフスタン・オトラル出土ジョチ朝貨幣

    ヤスキ, シンイチロウ 函館大学論究 51 (2), 171-176, 2020-03

    ...中央アジアのシル河流域のオトラルで見つかった銀貨には、アリクボコのタムガで はなくバトのタムガが刻印されていた。同じ形状のタムガはモンゴル高原のカラコル ムや、クリミア半島のクリムでも見つかっており、13 世紀末時点でジョチ朝から元 朝に銀が運ばれていた可能性がある。...

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  • パスパ文字が刻印された中央アジア・ホータンの貨幣

    ヤスキ, シンイチロウ 函館大学論究 51 (2), 177-181, 2020-03

    ヒジュラ暦694 年(1295 年~ 1296 年)に東トルキスタンのホータンで作られた 銀貨にはパスパ文字mが刻印されている。従来、ロシア語圏の研究者はこのmはチベッ ト文字で、チャガタイ家の諸王のタムガ(占有標)、あるいは「母」を意味する頭文 字だと解釈してきた。しかしながら、ホータンを含むトルキスタンのオアシス地帯は モンゴル帝国直轄領であり、1269 年に制定されたパスパ文字m …

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  • 函館大学論究第51輯第2号表紙

    函館大学論究 51 (2), 2020-03

    ...安 木 新一郎 (171)パスパ文字が刻印された中央アジア・ホータンの貨幣  ...... 安 木 新一郎 (177)報  告済州島のタカラガイ(ハナビラダカラ)のついた土産物  ... 安 木 新一郎 (183)...

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  • エラータ:『ロシア・ユーラシアの社会』 2020巻 1052号 36-49 ページ

    ユーラシア研究所 ロシア・ユーラシアの社会 2020 (1052), e2-, 2020

    ...ファルハッド・タギザーデ・ヘサーリ、アリン・モルタ、久保谷政義(訳)「アジアとヨーロッパにおけるエネルギー安全保障の状況:CAREC(中央アジア地域経済協力会議)諸国への政策提言」の著者名に誤りがありました。 誤 ファルハッド・タギザーデ・ヘサーリ 正 ファルハード・タギザーデ・ヘサーリ 『ロシア・ユーラシアの社会』編集委員会...

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  • 非図書資料としての大谷探検隊将来資料

    大木 彰 大学図書館研究 113 (0), n/a-, 2019-11-30

    ...大谷探検隊将来資料は,浄土真宗本願寺派第22代宗主大谷光瑞が組織した大谷探検隊が中央アジアやインドなどから将来した資料を中心としたコレクションである。資料の形態は,仏教経典をはじめとする文書及びその断片などの資料,錦資料,古銭資料,仏像類などさまざまである。...

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  • アフガニスタンをめぐる日本の諜報工作活動 ―1934-1945年を中心に―

    澤田, 次郎, Sawada, Jiro 拓殖大学論集. 政治・経済・法律研究 22 (1), 77-144, 2019-10-31

    ...41年以降,ドイツがソ連領中央アジアに対するバスマチ運動再組織の工作を行った際,日本公使館はドイツに協力した。また外務省は元国王のアマーヌッラーを利用すること,アフガニスタンを通じて反英領インド工作を行うことに関心をもっていたが,管見の及ぶ限りでは,具体的な破壊活動を行ったことを示す記録を見出すことができなかった。...

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  • 中央アジア・イシク湖とその集水域河川及び地下水の主要化学成分

    齋藤 圭, 小寺 浩二 日本水文科学会誌 49 (2), 91-106, 2019-08-26

    <p>湖水位が上昇しながらも塩分濃度が増加しているイシク湖とその流域の河川・湧水の水質の特徴を把握するため,2012年から2014年の夏季に調査を行い,主要化学成分とDOC(溶存有機炭素)の分析結果を基に河川・湧水の水質的特徴と湖の塩分濃度の変化の現状についてまとめた。河川と湧水の水質組成はCa–HCO<sub>3</sub>型が多くみられるが,市街地や農地を通る河川水と湧水には人為由来のNa<…

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  • ABUアシガバート総会からの報告

    吉村 寿郎 放送研究と調査 69 (1), 70-76, 2019

    ...中央アジアのトルクメニスタンの首都アシガバートで開かれたことしの総会には、約50の国と地域から500人近くが参加し、視聴者の世代や価値観といった違いだけでなく、次々と台頭してくる新しいメディアの「多様化」に放送はどう向き合っていくのかをテーマに議論が行われた。...

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  • 氷河・氷河湖研究の社会連携への展開

    奈良間 千之 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 134-, 2019

    ...本稿では,研究活動の成果を地元の住民や自治体に還元する,あるいは現地と関わりながら研究活動を進める社会連携活動の事例として,中央アジアのキルギス共和国,インドのラダーク地方,長野県白馬村のケースを紹介する....

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  • カラバカック氷河における降雪量再現および気象強制力誤差が雪氷融解量計算に与える影響の分析

    平岡 ちひろ, 田中 茂信, 田中 賢治 水文・水資源学会研究発表会要旨集 32 (0), 18-, 2019

    ...<p>中央アジアは,ユーラシア大陸の広大な乾燥・半乾燥地域の中央に位置する.降水量は概して少なく,特に乾燥帯の広がる中央部は年間平均降水量が200mm以下である.よって中央アジアの人々は主に,水利用を氷河の融解水に依存して生活している.いつ,どれだけの水が利用可能かを知るには,年間の水・熱収支の把握だけでなく季節性の再現も必要であり,さらに将来の気候変動に伴う河川流量の変化を知ることが必要となる.当研究室...

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  • 社会体制の変化に対する大規模灌漑農業のレジリエンス

    清水 克之, 山本 忠男, 久米 崇 農業農村工学会誌 87 (6), 465-468,a1, 2019

    ...<p>ソ連時代の1960~80年代に中央アジアでは大規模な農地・水資源開発が行われた。特に,アラル海に流入するアムダリア川,シルダリア川下流域やイリ川下流域では,水稲−畑作物の輪作が行われ河川から大量に取水された。カザフスタンの大規模灌漑地区はソ連崩壊・カザフスタン独立後に耕作面積が大きく減少したが,その後回復している。...

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  • キルギス共和国チュイ州の農村における移住に関する文化地理学的研究

    筒井 裕 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 87-, 2019

    ...中央アジアのキルギス(614万人、2017年)は、古くはシルクロードの要衝として栄え、東西の人々や文物の交流を促す一方で、自らは複雑な文化と民族構成を織りなしてきた。20世紀前半にこの地がソ連の構成共和国になると、ロシア系が都市部へ入植した。その後、1991年のソ連崩壊を受け、この地域はキルギス共和国として独立し、資本主義経済を導入するに至った。...

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  • 中央アジア初期農耕牧畜民の環境と文化集団

    久米 正吾 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2019 (0), G4-, 2019

    ...本発表では、中央アジア東部での「牧畜社会」開始の基盤となった青銅器時代における初期農耕牧畜の波及とその歴史生態学的意義について、キルギス、天山山脈とウズベキスタン、フェルガナ盆地での発掘調査成果に基づき議論する。山岳地帯と平地という異なる地理環境への農耕牧畜の適応は、異なる2つの考古学的文化集団がそれぞれ担っているため、両者の相互関係の実相解明に向けた展望についても述べる。...

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  • アルタイ山脈ベルーハ氷河コアから復元する過去100 年の硝酸同位体組成変動

    服部 祥平, Mang Lin, 竹内 望, 藤田 耕史, Caillon Nicolas, Akers Pete, Aizen Vladimir, Nikitin Stanislav, 吉田 尚弘, Savarino Joel 日本地球化学会年会要旨集 66 (0), 64-, 2019

    ...本研究では、2003 年に掘削された中央アジアに位置す るアルタイ山脈ベルーハ氷河コアから過去 100 年にわたる硝酸の同位体組成を約 1 年ごとの解像度で復元を試みた. 硝酸の窒素同位体組成は 1900 年代前半にはわずかな上昇傾向を示したものの、1950 年から 1970 年にかけて約 5‰減少した。...

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  • <b>MODIS地表面温度日格差を用いたアラル海流域における灌漑域の推定</b>

    峠 嘉哉, Muthoni Jacqueline Mbugua, 風間 聡, Khujanazarov Temur, 田中 賢治 水文・水資源学会研究発表会要旨集 32 (0), 238-, 2019

    ...<p>アラル海流域では,渇水や塩類集積の影響で灌漑の有無や作付作物が年ごとに動的に変化する.この動的な水利用をモニタリングすることが現地農業政策や流域全体の水循環解析に貢献すると考えられる.中央アジアにおける灌漑地は畝間灌漑が主流であり,土壌水分量の大幅な増加は地表面の熱容量を増加させる.そこで本研究では,ウズベキスタンを対象に地表面温度日格差についてMODISによる衛星解析と陸面過程モデルによる非灌漑時推定値...

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  • 気候変動によるアジアーアフリカ乾燥地帯への影響 その(2)

    立入 郁 日本地理学会発表要旨集 2019a (0), 170-, 2019

    ...<p>北アフリカから中東、中央アジアを経てモンゴルに至る地域は世界最大の乾燥地帯であり、人々の多くは気象条件への依存性の強い乾燥地農業や牧畜を生業としている。このような地域において、温暖化による気候変化がもたらす気温・降水量などの変化は、耕作・牧畜適性に影響を与え、生活の基盤を脅かす重大な問題である。...

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  • カザフ草原北辺部における長距離交易と家畜の取引

    塩谷 哲史 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2019 (0), G3-, 2019

    ...本報告は、18-20世紀初頭ロシアと中央アジアを結ぶ隊商交易の拠点であり、かつ穀物と畜産物の取引拠点であった都市オレンブルグを考察の対象に据えながら、同都市とその周辺にあたるカザフ草原北辺部における長距離交易と畜産物取引との関係性を論じる。具体的には、19世紀中葉に書かれたロシア語の通商概説をもとに、隊商の規模、担い手、取引品目・金額、取引方法、その中での畜産物取引の役割について考察する。...

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  • 中央アジアにおける牧畜社会の歴史生態学的展開

    今村 薫 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2019 (0), G0-, 2019

    ...中央アジアは古くはシルクロード交易、現在は一帯一路政策によって交易路のイメージが強いが、この地域は単なる通過点ではない。歴史的にも現代においても、地域独自の人間活動が生起してきた場所である。本分科会において、「牧畜社会」という観点から、中央アジアの自然―家畜―人間の相互作用の実相を、先史時代から現在まで重要な局面ごとに報告し「歴史生態」が中央アジア世界においてどのように展開してきたかを議論する。...

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  • ユーラシアにおける東西交流

    斉藤 成也 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2019 (0), G5-, 2019

    ...本講演では、中央アジアにおける東西の人間の移動をDNAデータから考察する。まず、モンゴル帝国の始祖チンギス・ハンのY染色体の系統についての研究を紹介する。つぎに全ゲノムデータにもとづくウイグル人集団の起源に関する研究を紹介する。最後に東アジア人が東南アジアから北上した人々を主体としつつ、西から移動した人々とも一部混血して形成したという仮説を紹介する。...

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  • 河川・地下水の流入負荷と塩湖の水質形成

    齋藤 圭, 大久保 賢治 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 325-, 2019

    塩湖は「水中の塩分が1ℓ中500mg以上含まれる湖」と一般的に定義される。塩湖では降水量より蒸発量の方が卓越しており,流出河川も地下水も存在しない。そのため,溶存化学成分は湖水中に濃縮されるか,もしくは溶解度積に達して沈殿除去される。その時、流入水の水質組成の違いにより、塩湖の水質は多種多様となる。シククル湖は、1986年以降塩分濃度が高まっていることが報告されており、特に水位が上昇に転じた19…

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  • 中央アジアから見る「人の動き」に対応する人文研究

    FUTURUM:Tsukuba Science Journal 2 1-85, 2018-10-03

    ...・カザフ語と日本語の依頼表現の異文化語用論的分析:内的・外的格下げに着目して… 1 二ノ宮 崇司 ・多文化共生社会における日本語教育の役割~就業における課題と対応策~…11 Khalmurzaeva Nodira ・近現代中央アジアのイラン人移民:その信仰を中心に…17 木村  暁 ・DIFFICULTIES OF ADAPTATION IN SOUTH KOREA: THE CASE OF MARRIED...

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  • 日本の古生代腕足類の古生物地理学的研究とその構造地質学的意義:総括

    田沢 純一 地質学雑誌 124 (9), 655-673, 2018-09-15

    ...<p>日本の古生代動植物群(おもに腕足類)の古生物地理に関する124篇の論文について総括した.これらの研究から以下の4つの構造地質学的なできごとが示唆される.(1)原日本はシルル紀~ペルム紀には北中国地塊周辺海域の造山帯(中央アジア造山帯)に存在した.(2)原日本はペルム紀に奥只見-飛騨外縁帯-南部北上帯-黒瀬川帯の順序で北から南へ1列に並んでいたが,後期ペルム紀以降,おそらく前期白亜紀~古第三紀の...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献112件

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