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愛知知事が中京維新の会 河村市長「知らされてない」

2012年8月10日17時32分

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 愛知県の大村秀章知事は10日、次期衆院選に向け、政治団体「中京維新の会」を設立したことを明らかにした。東海地方で候補者を公募し、橋下徹大阪市長が代表を務める大阪維新の会との連携を目指す。

 中京維新の会は、「徹底した地方分権」「大都市の成長戦略」などを政策に掲げ、衆院比例東海ブロック(愛知、岐阜、三重、静岡)内の選挙区で候補者を公募する。6月には、総務省に政治団体の登録を届け出た。

 大村知事は、記者団に「国政にも足をかけないと政策が実現できない。大阪維新の会とは(連携について)協議しましょうという話はしている」と語った。

 大村知事は、地域政党「日本一愛知の会」の会長だが、衆院選に向けて愛知県以外でも候補者を擁立するための受け皿をつくるため、「維新の会」の名前を冠した団体を立ち上げたとみられる。候補者は、大村知事が主宰する政治塾「東海大志塾」の塾生からも募る。

 今後、公約をまとめ、大阪維新の会や、減税日本(代表・河村たかし名古屋市長)と政策をすりあわせて連携を模索する。だが河村市長は10日、出張先の米国から「まったく知らされていない。このようなやり方は信じられない」とのコメントを発表した。中京維新の会の立ち上げは、河村市長には報告していないが、橋下市長や松井一郎大阪府知事には事前に報告したという。

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