【ヤクルト】385日ぶり実戦復帰の奥川恭伸が1イニングを無安打無失点「不安なく腕もしっかり振れた」…イースタン・ロッテ戦

ヤクルト・奥川恭伸投手
ヤクルト・奥川恭伸投手

◆イースタン・リーグ ヤクルト―ロッテ(18日・戸田)

 右肘のコンディション不良で2軍調整中だったヤクルトの奥川恭伸投手が、昨年3月29日の巨人戦(神宮)以来、1年ぶりの実戦復帰を果たした。ロッテとの2軍戦に先発して1イニングを無安打無失点だった。

 先頭の勝又を空振り三振、2番・和田と3番・西川をいずれも145キロ直球で投ゴロに打ち取った。この日の最速は148キロをマーク。スライダーやカーブの変化球も丁寧にコースに投げ込んだ。制球の乱れもなく、打者3人をピシャリと抑えて「腕をふってフルに近い出力を出すってところをテーマに挙げていた。思ったよりもうまく投げられた」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

 登板前の投球練習では151キロを計測。ゲームで100%に近い投球ができ、「不安なく腕もしっかり振れた。(球速は)まだあがるかなと思うので、その数字も1つの安心材料」と手応えを口にした。

 奥川は21年にチームトップタイの9勝を挙げるも、昨季は、本拠・神宮の開幕戦となった3月29日の巨人戦の1試合のみ。4回2安打1失点で降板し、翌日に「上半身のコンディション不良」で抹消され、以降は2軍調整となっていた。

 今後の登板については「まだ未定ですけど、どんどん球数やイニングを増やしていけたら。コーチやトレーナーと話し合いながら、今後の方針を決めていくと思います」と話した。

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