F15戦闘機のタンク、地上に落下 小松基地へ着陸直前
7日午前8時45分ごろ、訓練中の航空自衛隊F15戦闘機(石川県・小松基地所属)から、燃料タンク1本と模擬ミサイルの一部が同基地の北北東約4キロの地上に落下した。タンクの一部は石川県能美市の約10カ所で見つかり、けが人の情報はないが、空自が被害の有無の確認を急いでいる。
空自によると、タンクは機外に3本装備でき、落下したのは左主翼側のタンク。長さ6.6メートル、直径0.8メートル、重さ155キロで、燃料は入っていなかった。一部が見つかったのは能美市根上町と山口町。タンクは破損して散乱しているとみられ、空自が事故原因を調べている。
戦闘機は午前8時6分、日本海上空での戦闘訓練のため、4機編隊を組んで小松基地を離陸。訓練を終えて着陸する直前にタンクが落下したという。
自衛隊機の一部が落下した能美市山口町の下水道施設「石川県翠ケ丘浄化センター」の職員によると、午前8時40~45分ごろ、「ドーン」という衝撃音が2回聞こえ、施設東側の市道脇の敷地内で3~4メートル程度の金属破片が見つかった。〔共同〕