好きなモビルスーツは「ブリッツ」です!
WGG 先ほど、「メカがカッコいい」というお話もされていましたが、『SEED』の中で好きなモビルスーツはありますか?「ストライク」「フリーダム」「ジャスティス」など、ガンダムもたくさん出てきます。
小日向 それを言ったら、いちばん好きなのは「ブリッツ」です!フリーダムなんかももちろんカッコいいんですけど、私、ちょっと中二病的なところがあって(笑)。
あの宇宙に真っ黒い機体というのが、闇を感じるというか。母艦の中にいるときもめちゃめちゃカッコいいんですよね。しかも、透明になって消えるというステルス機能付き。「ステルス」という言葉自体がそもそも、すごくカッコいいじゃないですか。
姿を消して敵を撃つ「ブリッツ」は、本当なら、「死神」とかあだ名を付けられそうな機体です。なのに、乗っているのが二コル(・アマルフィ、CV摩味)くんていう、物語の中でもいちばん優しい少年なんです。もう友人のアスランのことが大好きで、アスランを守るため、身を挺してキラの前に立ちはだかって儚く散ってしまうという……(涙)。
そんな健気で優しい子が乗っていた機体が、いちばん悪魔っぽいガンダムなんて、そのギャップがたまらないんですよ。すごく、萌えてしまいます。
WGG なるほど、ありがとうございます。では次回は、小日向さんが感情移入してしまったというミーア・キャンベルが登場する『SEED』の続編、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のキャラクターや物語にも触れながら、さらに突っ込んで、語っていただきます。
本記事では、小日向さんのキャラクターへの思い入れや、意外にも中二病的なメカ好きの一面を見せてくれました。後編記事「『ガンダムDESTINY』ってなんだかすごく「深い」と思います」では、「人と人は分かりあえるのか」という深いテーマに触れながら、『SEED』とその続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』 について話していただきます。