長崎幸太郎衆院議員の自民復党問題、二階俊博幹事長に岸田文雄外相が懸念

 自民党の二階俊博幹事長は16日、岸田文雄外相と党本部で会談し、無所属の長崎幸太郎衆院議員(山梨2区)の復党について協議した。山梨2区は岸田派所属で現職の堀内詔子衆院議員(比例南関東)の地盤で、岸田氏は派閥会長として復党に反対の意向を伝えた。

 これに先立ち、党山梨県連会長の森屋宏参院議員も林幹雄幹事長代理と会談し、復党に反対した。長崎氏の復党は18日の党紀委員会で審査される。

 二階氏は16日、党鳥取県連会長の石破茂前地方創生担当相とも会談。石破氏は、平成17年の郵政民営化法の採決で造反し、離党した川上義博元参院議員の復党について「党への信頼が失墜する」と反対した。

 一方、二階氏は同日、復党を求めている郵政造反組で無所属の小泉龍司衆院議員(埼玉11区)と面会し、「気持ちはよく分かっている。努力したい」と応じた。

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