闇夜に浮かぶ奇岩群 フェスタin大谷 25日までライトアップ 宇都宮で
2020年10月19日 07時19分
「石の里・大谷」の夜の魅力を発信する「フェスタin大谷」が、宇都宮市の大谷地域と若山農場で開かれている。二十五日まで。
大谷資料館手前や景観公園前の稲荷山など、九カ所に点在する奇岩群をライトアップし、荒々しい岩肌が幻想的に浮かび上がる。
市営駐車場近くや石切テラスに置かれた大谷石の灯籠、竹灯籠のオブジェも華やかさを演出、写真に収めるカップルの姿も見られた。石灯籠は地元石工作。竹灯籠は、大谷地域の観光振興に取り組む宇都宮共和大の西山ゼミが、若山農場とコラボしたモウソウ竹のイルミネーション。レストランやコーヒーショップが営業時間を午後九時まで延長し、にぎわい創出に協力している。
昨年は台風19号の影響でイベントが中止。今年は新型コロナウイルス対策で「密を避け、他にはない唯一無二の石の町」を、規模を縮小して演出した。
都道府県魅力度ランキングで、初の最下位となった栃木県。同フェスタの高橋智也実行委員長(41)は「ピンチをチャンスに変えて、これまで以上に注目を集める取り組みをしたい」と力強く語った。問い合わせは大谷石材協同組合=電話028(652)0924=へ。
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