労組分断

/1(その2止) 「自民シフト」きしむ連合 組合員減少、存在希薄

春闘を控えあいさつする芳野友子会長=東京都荒川区で2021年11月、大西岳彦撮影
春闘を控えあいさつする芳野友子会長=東京都荒川区で2021年11月、大西岳彦撮影

 

会長選出、異例ずくめ

 「参院選まで自民党幹部との食事は控えてください」

 今年3月、連合の芳野友子会長と自民党の麻生太郎副総裁の会食を受け、連合会長代行の松浦昭彦氏(UAゼンセン出身)、川本淳氏(自治労出身)が芳野氏と清水秀行事務局長(日教組出身)に苦言を呈した。

 2月に芳野氏らが自民の小渕優子組織運動本部長らと会食した際にも両会長代行は自重を促したばかり。その後も清水氏らは自民党の二階俊博元幹事長と芳野氏の食事を計画したが、さすがに連合内の反対で実現しなかった。

 芳野氏の「自民シフト」に不満を持つ連合関係者は「誰もが初の女性会長を引きずり下ろす悪者になりたくない」と指摘したうえで「芳野氏はそれが分かっていて、好き勝手にやっている」と批判する。

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