米ボストンの爆発物は圧力鍋使用か、現場には金属片やくぎ

米ボストンの爆発物は圧力鍋使用か、現場には金属片やくぎ
4月16日、米ボストン・マラソンのゴール付近で2度の爆発が起き、8歳の男児を含む3人が死亡した連続爆発事件で、捜査関係者は火薬や金属片を詰めた圧力鍋が使用されたと明らかにした(2013年 ロイター/Shannon Stapleton)
[ボストン 16日 ロイター] 米ボストン・マラソンのゴール付近で2度の爆発が起き、8歳の男児を含む3人が死亡した連続爆発事件で、捜査関係者は16日、火薬や金属片を詰めた圧力鍋が使用されたと明らかにした。
また、捜査関係者は、金属片の中にはボールベアリング(玉軸受)も含まれていたと指摘。圧力鍋については、2つの爆発物のうち少なくとも1つには使用されたとみられ、両方の爆発に使われた可能性もあるという。
一方、連邦捜査局(FBI)のデスロリアーズ特別捜査官は16日の記者会見で、爆発物が黒いナイロン素材のかばんに入れられていたとみられると説明。その上で、現場ではボールベアリングやくぎも見つかったとし、爆発物は圧力鍋を使って作られていた可能性があると述べた。
今回の事件の死者については、ボストン市内に住む男児(8)とマサチューセッツ州メドフォードの女性(29)の身元が判明しており、負傷者は現在のところ176人に上っている。
*第2段落の金属片の説明を修正して再送します。

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