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検索結果 154 件

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  • テキストマイニングを用いた地政学リスクの定量化

    小島 湧太, 関口 海良, 中田 喜之, 吉野 貴晶, 杉江 利章, 夷藤 翔, 大澤 幸生 人工知能学会第二種研究会資料 2023 (FIN-030), 86-93, 2023-03-04

    <p>現在, ロシアのウクライナへの侵攻などの地政学リスクの重要度が, 金融市場で高まりつつある. 地政学リスクは, 金融市場において負の影響を与える要因の一つと言われており, 定量化が大きな意味をもつ. 一方で, 地政学リスクは多くの曖昧性を含んでおり, 国ごとの地理的・歴史的背景や時代によってリスクの具体的な内容が異なってくるため, …

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  • 企業リスクマネジメントの変遷

    前田 祐治 保険学雑誌 2022 (659), 659_241-659_259, 2022-12-31

    ...90年代は金融工学の進展により,保険リスクの証券化,デリバティブ取引を利用したリスクヘッジ手法などが開発され,リスク移転策が保険以外に多様化した。近年では,エンタープライズリスクマネジメント(ERM)が保険会社だけでなく非保険会社にも導入され始めた。ERMのアプローチでは,保険は一リスク移転手法であり,保険マネジメントはリスクマネジメントの中に包含される。</p>...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 資本資産価格モデルに基づく蓄電システムの多目的運用戦略

    湯淺 一史, 植嶋 美喜, 馬場﨑 忠利, 大村 一郎 電子情報通信学会論文誌B 通信 J104-B (5), 405-413, 2021-05-01

    ...本論文では,エネルギーサービスプロバイダーが,需要家の建物内に設置される単一の蓄電システム(Battery Energy Storage System, BESS)を電力卸取引市場の複数のサービス(取引商品)を対象に電力供給し対価を得る多目的運用戦略を提案した.提案する運用戦略において,BESSの充放電計画は,金融工学の現代ポートフォリオ理論の一つである資本資産価格モデル(Capital Asset...

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  • 高齢者へのオンライン形式の支援に関する考察

    中塚 富士雄 高齢者のケアと行動科学 26 (0), 26-40, 2021

    新型コロナウイルス感染症が拡大するなか、高齢者の精神的安定や身体的フレイルの予防・改善に向けてタブレット端末等を用いたICTによるオンライン支援が、家族や友人との交流支援、リハビリテーション、健康観察など様々な用途・手法で試されている。変異株の遷移による感染者数の拡大・減少が長期にわたり繰り返される可能性は否定できない。外出・運動機会の減少と不安や孤独によりフレイルの進行や認知能力の低下から、高…

    DOI Web Site 医中誌

  • t 過程ボラティリティ変動モデル

    濃野 歩, 内山 祐介, 中川 慧 人工知能学会第二種研究会資料 2020 (FIN-025), 70-, 2020-10-10

    ...これらのモデルは総じてボラティリティ変動モデルとよばれており, 主に計量ファイナンスや金融工学の分野において使用されてきた. 従来のボラティリティ変動もモデルのほとんどは線形モデルであるため, 非線形性を有する複雑なボラティリティ変動を推定することができない. 潜在変数の非線形ダイナミクスを推定する機械学習モデルとして, ガウス過程動的潜在変数モデルが提案されている....

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  • 携帯電話GPS データに基づく自動車生産量のナウキャスティングと株式投資戦略

    水門 善之, 柳井 都古杜 人工知能学会第二種研究会資料 2020 (FIN-025), 09-, 2020-10-10

    <p>景気の先行きを考える上で,製造業の生産活動の活況度合いをいち早く把握することは重要である.本研究では,日本における製造業の主要業種である自動車工業の生産量のナウキャスティング手法を提案する.具体的には,携帯電話端末の位置情報(GPS 情報)を用いることで,大手自動車メーカーの工場の敷地内に滞在している人数を時間帯ごとに計測し,そこから得られる情報を基に,自動車工業の生産状況を推計するモデル…

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  • 機械学習を用いた経済ニュースからのイベント抽出の省力化

    鈴木 友, 田中 樺, 木村 和央 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2020 (0), 4Rin127-4Rin127, 2020

    <p>市場取引等のために経済ニュースを分析する際,株価変動に影響があるイベントを抽出することは重要である。人が考えたルールでイベントを抽出する場合,ルールが増えるにつれて管理が難しくなるという課題がある。ルールの作成・修正・管理する能力は個人に依るところも大きく,継続的に品質を確保していくことも課題となる。本論文ではこれらの課題を解決するため, …

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  • 鉱山ポートフォリオの長期最適化

    村上 啓二, 小林 潔司, 瀬木 俊輔 グローバルビジネスジャーナル 6 (1), 9-19, 2020

    ...事業リスクも有しているため,単一の鉱山では収益の安定化が困難である.したがって,鉱山経営会社は複数の鉱物資源や鉱山のポートフォリオを形成し,収益やキャッシュフローを平準化させることにより,鉱山事業全体のリスクをコントロールしている.本研究では,鉱山ポートフォリオの長期最適化モデルを開発した上で,具体事例による計算結果を分析し,実務的な応用と示唆を示す.従来のポートフォリオの長期最適化に関する理論は,金融工学...

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  • 金利モデルとマルチンゲール

    相模, 裕一 西南学院大学経済学論集 50 (4), 69-79, 2016-03

    ...まずⅠ節において,金融工学・数理ファイナンスの出発点となったBlack-scholesモデルについてその骨組みと論理構成について概説する。そしてFeynman-Kacの定理を用いてオプション式を導く。続くⅡ節において,マルチンゲールとギルザノフ定理を紹介し,オプション式を導く。...

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  • 不動産投資における市場リスクのファクターモデル

    石島, 博, 前田, 章, 谷山, 智彦 情報処理学会論文誌数理モデル化と応用(TOM) 8 (2), 1-9, 2015-07-24

    本論文では,不動産投資における市場リスクを計測する2段階ファクターモデルを提案する.その特徴は次のとおりである.第1段階ファクターモデルで,不動産投資における市場リスクを計測する.第2段階ファクターモデルで,その市場リスクを不動産が保有する属性の線形結合で説明する.さらに,本モデルの有効性をわが国の不動産市場で確認する.

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  • 現代ポートフォリオ理論に基づくビジネスSNSにおける人脈最適化

    巣籠, 悠輔, 大澤, 昇平, 松尾, 豊 情報処理学会論文誌 56 (2), 744-752, 2015-02-15

    ...ることができたりするなどの経済的なメリットを得られることを指す.人脈の持つ性質として,人脈の維持に時間的な制約が存在することから,1人の人物が持てる人脈の量に限りがあることがあげられる.また,人脈から獲得できる効用は必ずしも一定ではなく,時間軸に沿って変動する.そのため,人脈の構築は期待効用とリスクという2つの尺度に沿って行う必要がある.本研究では,期待効用とリスクの2つの尺度から人脈の最適化を行うことを目的とし,金融工学...

    情報処理学会

  • 個々の不動産に対する投資リターンの時系列の推定モデル

    石島, 博, 前田, 章, 谷山, 智彦 情報処理学会論文誌数理モデル化と応用(TOM) 6 (1), 90-101, 2013-03-12

    金融資産と不動産は互いに密接に関連して動くようになっている.そうしたなかで,両者を同じ計量手法や比較可能な指標で,分析・評価することが,投資家にとっての大きなニーズとなっている.本研究は,そうしたニーズに鑑み,不動産投資収益性を算定する方法を提示するものである.すなわち,特定の不動産投資に対してリアルタイムで発生していると推測される収益「インプライド・キャピタルリターン」について,その時系列デー…

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  • 中小製造業の定性的評価手法に関する検討(メディアと企業経営,感性情報処理とマルチメディア技術および一般)

    安西 克巳, 井ノ上 寛人, 春日 正男 映像情報メディア学会技術報告 37.20 (0), 9-12, 2013

    ...中小製造業を評価する手法には、定量的評価と定性的評価がある.近年,定量的評価は金融工学の発展等により飛躍的に精度が向上したが,定性的評価は客観的な評価が難しく,手法の確立及び精度の向上が課題になっている.本研究では,企業評価の際,重要な技術力に着目し,技術力に関する経営資源と企業業績の対応関係について調査し,その評価手法の確立に向けた基礎的検討を行った....

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 投資家の「ギャンブル志向」は日本の株価に影響を与えているか:歪度と期待リターン

    内山 朋規, 岩澤 誠一郎 現代ファイナンス 31 (0), 61-86, 2012-03-31

    <p>人々には,右裾が厚く左裾が薄いリターン分布を持つ,宝くじのような証券を好む傾向があるとされる.このような証券は割高で期待リターンが低くなるという累積プロスペクト理論による示唆に基づき,分布の歪みを表す二つの尺度を用いて,株価リターンと投資家行動に関する実証を行う.まず,分布の歪みによって翌月の平均リターンはクロスセクションで異なり,宝くじのような証券ほど,平均的に将来のリターンが低いことを…

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  • 中小企業の経営状態分析のための基礎的検討(学生研究発表会)

    新舘 佑理, 長谷阪 悟, 安西 克巳, 佐藤 美恵, 春日 正男 映像情報メディア学会技術報告 36.8 (0), 81-84, 2012

    ...企業倒産に伴うリスクを回避するため,倒産予測モデルの研究は以前から進められてきた.近年は金融工学の発展により,倒産予測モデルの精度が高まり,金融機関の格付けでも活用されるようになったが,ロジックが分かりづらく,金融機関などでは使い勝手が良くないといった問題がある.そこで,本研究では,新たな倒産予測方法の提案を目的とする.本稿では,従来の倒産予測方法の課題を抽出した.さらに,2つの指標で企業の経営状態...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 多次元反射壁ブラウン運動を用いた経済時系列モデルとその応用

    小菅 直人, 金川 秀也 理論応用力学講演会 講演論文集 61 (0), 137-137, 2012

    多次元反射壁ブラウン運動を用いて複数の株価モデリングを行う.反射壁ブラウン運動はスコロホド方程式と呼ばれる関数方程式から導出された確率微分方程式によって定義されるが、まずその近似解をランダムウォークを用いて構成する。この近似解から株価過程のモデリングを行う。複数の株価はそれらの企業の経済的な関係が強ければ相関が強くなり、ある一定の期間株価を観測すると、近似的に反射壁ブラウン運動と同様の振る舞いを…

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  • 中小企業の経営状態把握のための分析指標に関する検討(23年度第4回研究会モノづくりと顧客価値創造)

    安西 克巳, 新舘 佑理, 長谷阪 悟, 佐藤 美恵, 春日 正男 映像情報メディア学会技術報告 36.17 (0), 25-29, 2012

    ...現在,中小企業の財務分析は,金融工学の発展等により,統計学的手法により構築されたスコアリングモデルの精度が向上し,多くの金融機関において当モデルを活用した財務評価が行われている.しかし,それらのスコアリングモデルはロジックが分かりづらいなどの問題点もある.そこで,本研究では,中小企業の実態に即した経営状態判別モデルの提案を目的とし,スコアリングモデルの問題点を踏まえて,2つの指標による企業の経営状態判別...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 保険事業とERM:保険事業におけるERMシステムの構築と課題

    羽原 敬二 保険学雑誌 2012 (617), 617_19-617_36, 2012

    ERMは,一般に認められている定義はなく,統一されたとらえ方があるものでもない。ERMは,保険会社がリスクと資本のバランスをとりながら継続的に収益を上げていくための管理手法であり,ERMの導入は,企業価値の安定的な向上が,結果的には保険契約者保護に繋がるがるという考え方に基づいている。リスク定量化の技術が不十分であったことが経営破綻の原因となった保険会社はなく,あくまでリスクの存在を経営者が認識…

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  • 海外投資家は「バリュー・アノマリー」の裁定投資家か,それともその逆か?

    岩澤 誠一郎, 内山 朋規 行動経済学 5 (0), 220-224, 2012

    海外投資家は日本の株式市場において自己資本簿価/株式時価総額比率(B/M比率)の低い株式をより多く保有する傾向にある.これは海外投資家が日本株に資金を投じる際に,時価総額が大きく予想ROE(自己資本利益率)の高い株式,結果としてB/M比率の低い株式により多くの投資を行う傾向が強いためである.このため,海外投資家による日本株への資金流入が大きい局面では,B/M比率とその後のリターンの正相関,所謂「…

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  • 不動産の価格とリスクの評価モデルとその応用

    石島, 博, 前田, 章, 谷山, 智彦 情報処理学会論文誌数理モデル化と応用(TOM) 4 (2), 1-12, 2011-03-28

    ...本論文では,金融資産には見られない不動産の特性に注意しつつ,金融工学に基づいて,不動産の価格とリスクを適切に評価するモデルを提案する.その背景として,不動産は,個人や企業などにとって最も大きな資産であるにもかかわらず,株式などの金融資産とは異なり,その売買の意思決定において,手軽に利用・活用できるデータや分析ツールが圧倒的に少ないという状況があり,その 1 つの解決策を提案したい.そして,その提案モデル...

    情報処理学会

  • スペースシャトル打上失敗が招いたリーマンショック

    瀬川 滋 太成学院大学紀要 13 (0), 265-271, 2011

    ...経済学は長らく「アダム・スミスの理論」が支配し,金融工学もこの理論を基に,NASAのスペースシャトル打上失敗で溢れた技術者を中心に,金融商品の価格分布が彼らの得意な分布の正規分布で表して理論化し,これを前提にデリバティブ商品等金融商品が開発していった。...

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  • 海外投資家・個人投資家の投資行動と日本株の「ボラティリティ・アノマリー」

    岩澤 誠一郎, 内山 朋規 行動経済学 4 (0), 75-80, 2011

    日本の株式市場において「ボラティリティ・アノマリー」─事前に観察されたボラティリティが小さい銘柄ほど,事後のリターンが高い?が見られることは広く知られている.我々はこの現象に,海外投資家及び信用取引を行う個人投資家が関与していることを実証する.第一に,「ボラティリティ・アノマリー」は海外投資家及び信用取引を行う個人投資家から日本株への資金流入が大きい局面では消滅/減衰し,資金流出が大きい局面で強…

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  • パラメータ設計を用いた投資ポートフォリオ作成のための最適ストラテジー

    Ragsdell Kenneth M, Jikar Vivek K, (訳)田中 宏明, 田中 公明 品質工学 19 (2), 79-84, 2011

    ...最適な方法により投資ポートフォリオを作成する必要性を金融工学の基本を用いて説明する。作成方法はパラメータ設計に基づいて決定し,ポートフォリオの収益は,市場の収益と比較される。 最後に考察を行い今後の課題を検討する。 (本論文はVol.18, No.2に掲載した原著の本文のみの翻訳である。図表と式, Q&</tt><tt>Aは省略した。原著をお読みいただきたい。) </tt></p>...

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  • アメリカ的経済からの再生

    木村 壮次 東洋学園大学紀要 = Bulletin of Toyo Gakuen University 18 123-137, 2010-03-15

    アメリカ発の世界金融危機とそれに連動した世界不況は,各国の様々な景気対策によって最悪の事態は避けられそうであるが,各国とも失業者が多い状態は続いている。今回の世界金融危機の背景には「規制緩和」や「自由化」を推進するアメリカ流の理念の押し付けがあった。そもそも金融危機前までの長く続いたアメリカの好景気は自然に出来上がったものではない。アメリカの失われた経済力をいかにして復権するかという国家戦略のも…

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  • エネルギーサービス事業におけるリスク管理に関する研究

    吉岡 剛, 細野 英之, 古川 道信, 松橋 隆治, 吉田 好邦 環境技術 39 (8), 450-457, 2010

    温室効果ガスの排出量が増加している業務部門においては,地球温暖化対策のひとつとして,ガスコージェネレーションが有効である.一方,電力の自由化に伴い,欧米では先例があるものの,わが国では新しい事業形態として,エネルギーサービスプロバイダが設備の所有者となって,需要家にエネルギーサービスを提供する事業が2000年前半に登場した.そのため,エネルギーサービスを行う事業者は,収益性に直結するより多くの事…

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  • 遺伝的プログラミングとその実際的応用-ロボット、金融から芸術まで-

    伊庭 斉志 システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集 SCI10 (0), 1-1, 2010

    ...近年、遺伝的プログラミングは実際的な事例、例えば ヒューマノイド・ロボット,金融工学,バイオインフォマティックス,自動作 曲などに盛んに応用されている。その中には実際に商品化 されたり、現場で利用されているものもある。 さらに、遺伝的プログラミングを拡張してより頑強性のあるプログラム進化 を構築する試みもなされている。その1つが確率モデルに基づくアプローチで ある。...

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  • <b>マクロモデルと経済政策:世界金融恐慌の教訓 </b>

    宍戸 駿太郎 Input-Output Analysis 18 (1-2), 24-29, 2010

    ...リーマンショックに始まる今回の世界同時不況は,国際的なマクロ経済政策の疾患と経済学自体への重大な不信を招く結果となった.原因は金融工学手法の暴走 や過剰流動性と世界通貨システムの不安定性にとどまらず,各国政府の経済情報システムの根幹となるマクロ計量モデルの基本システムにも問題がなかったか? 主流派のマクロ経済理論に対するマネタリズムの反革命がいかなる効果を及ぼしたのか?...

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  • ボラティリティの変動特性を考慮した倒産確率推定

    平野 啓二郎, 山下 裕 自動制御連合講演会講演論文集 52 (0), 296-296, 2009

    企業の倒産確率を推定する際には、株価変動の大きさを表す指標であるボラティリティをどのように算出するかが重要な要素のひとつになる。 本研究ではボラティリティの変動を明示的に定式化するボラティリティ変動モデルを、最尤法によって未知パラメータを推定し使用することによってより正確な倒産確率推定を目指す。

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  • 分割法に基づく大規模凸2次計画問題の解法における初期許容解計算の高速化

    小林 裕太, 高橋 規一 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2008 (0), 323-323, 2008

    ...凸2次計画問題は,線形等式と線形不等式で表される制約条件の下で凸2次関数を最小化する最適化問題であり,構造最適化,システム制御,量子化学,統計,金融工学などの様々な分野で応用されている.凸2次計画問題の一般的な数値解法では,計算量が変数の個数の3乗に比例するため,問題の規模が大きくなると膨大な計算時間が必要になる.著者らは最近,サポートベクトルマシンの効率的学習法として知られている分割法の考え方を基...

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  • わが国社債市場のクロスセクション分析

    内山 朋規, 濱田 将光 現代ファイナンス 21 (0), 31-54, 2007-03-31

    <p>個別銘柄データを用いて,わが国の普通社債のクレジットスプレッド変化やリターンのクロスセクションにおける様々な特徴を実証する.結果として,クレジットリスクの低い社債では前月スプレッド変化や国債イールド変化といった割引率が社債スプレッド変化の銘柄間格差に重要な変数である一方,クレジットリスクの高い社債では株価リターンや株価ボラティリティが重要な変数であることを示す.また,クレジットリスクが高い…

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  • トンネル掘削コスト変動リスク評価手法に関する研究

    大津 宏康, 見掛 信一郎, 井尻 裕二, 坂井 一雄 建設マネジメント研究論文集 13 101-114, 2006

    It is well known that encounter of unforeseeable geological condition such as fault and fractured zones or water inrushing in a tunnel construction project leads to substantial cost overrun and …

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  • 金融工学を用いた製造業における準最適商品構成について

    岩本 隆志, 宮崎 茂次 日本経営工学会論文誌 57 (5), 443-449, 2006

    ...一般流通ルートを通すのは,一次,二次という多段階の問屋を通すことであり,各段階でマージンが上乗せされる.それにより,小売店のマージンも仕入れ値が高いために低くなる.この中間流通マージンがカットされることによって,一般価格に比べて5割以上のコストカットが実現できる.本研究では,卸業を排除し,小売業・製造業が直接取引きする取引形態において金融工学で用いられるオプション・ポートフォリオ,VaRといった数理技術...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 決定論的ディーラーモデルによる市場価格変動のモデル化

    佐藤彰洋 情報処理学会論文誌数理モデル化と応用(TOM) 46 (SIG17(TOM13)), 1-9, 2005-12-15

    ...経済現象に動機付けされた問題は経済学だけでなく,情報学,物理学の研究者にも着目されるようになってきた.本稿では,近年の金融工学や計量経済学において発展してきた確率過程の研究について言及し,これと反対に微視的観点からとらえ,エージェントシミュレーションによってアプローチしている研究を紹介する.そしてエージェントシミュレーションと確率過程を橋渡しできる一例を示す.この例として,Takayasu ら(1992...

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  • リアル・オプションを活用した大学の知的財産に関する財務戦略

    野口 達治, 水落 隆司, 堀越 喜臣, 近重 勝吉, 佐々田 博信, 各務 茂夫, 石川 正俊 研究 技術 計画 20 (2), 166-175, 2005

    ...ここでは, 大学の知的財産本部における財務戦略の重要性を述べ, 特許権の価値評価や意思決定などの財務戦略の立案・運用に, 金融工学を用いたリアル・オプションの手法が威力を発揮することを, 具体的な事例を用いて論じる。...

    DOI Web Site 参考文献15件

  • 金融リスク管理におけるマルチスケール計測と制御

    谷口 清貴 横幹連合コンファレンス予稿集 2005 (0), 101-101, 2005

    ...リスク管理技術は金融工学分野に属するが、本稿では、制御工学、数理計画法、統計学等の分野との関連も踏まえながらリスク管理全体の仕組みについて述べる。...

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  • Box‐Cox変換とオプション評価

    宮崎 浩一 応用統計学 34 (2), 75-97, 2005

    The Box-Cox transformation, which is a basic method in time series analysis, is not so popular among researchers and practitioners in financial engineering. The well-known Black-Scholes model …

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献17件

  • インターネット時代に於ける日米間為替事情について

    赤木 文男 生産管理 12 (1), 95-101, 2005

    アメリカへ居を構えて研修することになり、日本で支払われる給与を、アメリカの研修先で引き出して使用することになった。アメリカは小切手 (check) の世界であり、お金への考え方が日本と異なり、大変戸惑った。その過程で、日米間の金銭感覚の違いに興味を持ち、銀行システムの日米比較について一消費者 (Consumer: C) …

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  • PFIプロジェクトの地盤に起因する建設コスト変動評価に関する研究

    大津 宏康, 尾ノ井 芳樹, 大西 有三, 足立 純 土木学会論文集 2004 (777), 175-186, 2004-12-20

    ...具体的には, 操業段階のリスク評価が, 平均変動量周りの変動特性を表わす指標 (以下ボラティリティと称す) により実施されることから, 筆者らがこれまでに提案してきた, 地盤統計学を用いたリスク評価手法に加えて, 新たに金融工学分野で用いられるリスクカーブの概念を用い, 地盤条件に起因する建設コストのボラティリティを評価する手法を示す, さらに, 実際の建設プロジェクトを対象としたボラティリティの算定結果...

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  • GRIDコンピューティング環境における行列ライブラリ向け性能保証方式の検討

    直野, 健, 今村, 俊幸, 恵木正史 情報処理学会論文誌コンピューティングシステム(ACS) 45 (SIG06(ACS6)), 105-112, 2004-05-15

    ...GRIDコンピューティング環境における行列ライブラリでは,課金に見合った高性能なライブラリ機能提供を求められるため,性能保証が重要な課題となる.この課題に対し,本報告では,金融工学で利用されることの多い下方リスクの概念を適用し,行列ライブラリ自体の性能保証値を算出するアルゴリズムを考案した.本アルゴリズムの妥当性を検証する初期実験として,日立SR8000/F1上で,3000次元から4000次元の固有値計算...

    情報処理学会 Web Site 被引用文献5件 参考文献14件

  • 準モンテカルロ法による派生証券価格の計算について

    諸星 穂積 理論応用力学講演会 講演論文集 53 (0), 118-118, 2004

    ...高次元数値積分の技法として発達してきた準モンテカルロ法は,この10年間ほどの間に金融工学の世界,特に派生証券の価格付けの問題に広く応用を見出してきた.本講演では,準モンテカルロ法の派生証券価格計算への適用法について概略し,いくつかの数値実験結果を示す.あわせて最近の話題である準モンテカルロ積分の誤差解析手法についても述べたい....

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  • 投資利回りによる耐震投資の意思決定

    中村 孝明, 望月 智也 土木学会論文集 2003 (745), 203-207, 2003-10-21

    ...これにより, 金融工学で利用されている収益還元法を適用することで, 施設の資産価値を見出すことが可能となる. その中に, 損失となる地震リスクを取り込むことができれば, 資産価値の目減り分として資産価格に反映することができ, 更に, 耐震補強や保険などの地震対策を, 投資という視点で捉えれば, 収益還元法の枠組みの中で, より緻密に投資効果を分析でき, 意思決定に反映することができよう....

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  • 金融工学理論に基づく地盤リスク評価に関する一考察

    大津 宏康, 尾ノ井 芳樹, 大西 有三, 李 圭太 土木学会論文集 2003 (742), 101-113, 2003-09-20

    ...本研究の目的は, 金融工学理論に基づき, 従来の地盤リスクに関する対応策について, 簡易な数学モデルを用いて解説を加えると共に, 地盤リスクが建設コストに及ぼす影響を評価する方法論について検討を加えるものである.具体的には, 従来の数量精算を基本として地盤リスク対応は, 公共事業数が多い場合には, 広義のポートフォリオ理論に準ずるものと解釈できることを明らかにした.しかし, 今後の公共事業の動向を踏...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献23件

  • 建設分野におけるリスク工学の適用性とその展望

    大津 宏康 土木学会論文集 2003 (728), 1-16, 2003-03-20

    ...ここで取り上げるリスク工学とは, 昨今注目されつつある金融工学の根幹をなす理論であり, リスクを定量的な指標として取り上げ, その評価・対応について議論するものである....

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献6件

  • 不確実性を考慮したトンネル構造物の劣化評価に関する研究

    安田 亨, 大津 宏康, 大西 有三, 中井 亮太朗 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS38 (0), 1693-1694, 2003

    ...本研究は,トンネル構造物のアセットマネジメントの中枢を成す維持管理手法の提案を目的としている.そのためには,性能や機能低下をモニタリングしながら,適切なタイミングで補修することが重要であるが,劣化過程は複雑で不確実性が伴うために,予測手法は未だ確立されていない.この不確実性の表現は,確率微分方程式によりモデル化する金融工学理論を援用する手法が注目されている.同モデルの適用のもとに,点検・補修費用を考慮...

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  • トンネルプロジェクトにおける地盤条件変動に伴うプロジェクトリスク評価手法に関する研究

    大津 宏康, 大西 有三, 高橋 徹 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS38 (0), 993-994, 2003

    ...そして、リスクを客観的に評価する手法として、地盤統計学の一手法である「クリジング」「インディケータクリジング」と金融工学理論を用いて、建設コスト変動について定量的に評価する手法を提案した。その上で、この手法の検証として、実プロジェクトにおいて建設費の期待値と期待値周りの変動量によって、建設コストの変動と地質調査の妥当性について検証した。...

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  • 制御工学によるこれからの金融工学

    大森 浩充 自動制御連合講演会講演論文集 46 (0), 1091-1093, 2003

    ...金融工学は,「将来の不確実性(リスク)にいかに対応すべきか」というテーマに対するひとつの理論的な対処法を提示することができる研究領域である.金融工学の理論体系は,理工学系(統計学,確率論,解析学,OR,情報技術,コンピュータサイエンス)と文系(経済学,経営工学,会計学,保険学,金融論,法学)の隣接分野と融合して成り立っている.この点は,抽象化されたモデルに基づく制御工学の理論体系と類似している.本論文...

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  • ODA建設プロジェクトにおけるリスク分析とその対応に関する一考察

    大津 宏康, 尾ノ井 芳樹, 大西 有三, 高橋 徹 土木学会論文集 2002 (714), 155-164, 2002-09-20

    ...さらに, その遅延を解決する方法として, F/Sでのプロジェクトの実施計画の精度を高めることに加えて, 金融工学の理論に基づく被援助国のマクロ経済動向のボラティリティーを考慮したリスク評価手法を確立することが, 途上国援助による建設プロジェクトにおけるリスク低減を図る上で有効であることを提言した....

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 不動産金融工学と不動産証券化

    足立 基浩 日本不動産学会誌 16 (3), 78-84, 2002

    This paper examines a possible way of applying real estate financial technology to a strategic method of real estate investment, especially to real estate investment trust (i. e. REIT), with a …

    DOI Web Site 参考文献6件

  • リアル・オプション・アプローチによる連続投資の評価

    高嶋 隆太, 長谷川 秀一, 鈴木 篤之 日本応用数理学会年会予稿集 2002 (0), 250-250, 2002

    ...一方近年では、様々な不確実性を考慮した、金融工学のオプション理に基づくリアルIプション・アプローチが注目されている。そこで本研究では、リアル・オプション・アプローチを用いて、研究開発などの大規模プロジェクトの連続的な投資の評価を行うことを目的とする。具体的には、事業価値や生産物価格が幾何ブラウン運動に従うときの投資評価をおこなった。...

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  • 金融工学への挑戦

    今野 浩 日本応用数理学会年会予稿集 2002 (0), 104-104, 2002

    ...1980年代半ば以降15年間にわたる、講演者の理財工学〈金融工学〉に関する研究活動を総括する。主な内容は、資産運用に関わる数理計画モデル〈平均·分散モデル、平均·絶対偏差モデル、株式·債券総合モデルによる国際分散投資、取引コストの下でのポートフォリオ·モデルなど)と、信用リスク計量モデル(企業の倒産判別、倒産確立推計〉などである。...

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  • 業績予想,業績サプライズとバリュー株効果

    渡部 肇, 小林 孝雄 現代ファイナンス 9 (0), 41-66, 2001-03-31

    <p>この研究の目的は,市場の過剰反応説によってどの程度バリュー株効果を説明できるかについて,日本の株式市場を対象に検討することである.本研究では,アナリストのコンセンサス予想に基づいて計算した市場のサプライズの符号と大きさで,市場の過剰反応をとらえる.この場合,バリュー株効果に対するもっとも直接的な解釈は,ファンダメンタルズを過小評価されがちなバリュー株は,業績サプライズがプラス方向に大きく出…

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  • 臨界ゆらぎとしてみる市場価格変動(<特集>金融工学の新しい流れ)

    高安 秀樹 応用数理 11 (4), 322-331, 2001

    市場価格の変動は,超過需要状態と超過供給状態というふたつの状態の間を行き来する臨界ゆらぎとしての特質を有していることが明らかになってきた.マクロな状態の変化を解明する相転移の物理学において開発されてきた様々な概念や手法を駆使することによって,複雑な市場価格の変動の背後に潜む動力学的な性質を抽出することができるようになってきている.

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献6件

  • 統計力学的化学反応理論を使った商活動評価・予測プログラム(ISIP)の開発

    榑松 一彦 情報科学技術研究集会予稿集 if38 (0), 103-108, 2001

    ...金融工学は、最近目覚ましい発展をなして、その業績を排出している。しかし、主観的な要素を含む指標を必要とするものが多く、しかも、マーケットの予測をする時には、一次関数近似などとかなり荒い近似を必要とすることが多い。そこで、自然科学の演繹的な手法を取り入れることでその解消を試みた。すなわち、商品の売買が化学反応の反応数確率と結合エネルギー確率論と類似な現象であることに着目した。...

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  • デリバティブの価格理論 : エキゾティックオプションを中心に(<特集>金融工学の新しい流れ)

    藤田 岳彦 応用数理 11 (4), 304-321, 2001

    本論説ではデリバティブの価格理論について概説する.ブラック・ショールズモデルでのデリバティブの価格決定と複製ポートフォリオ構築を述べ,それをエキゾティックオプションの価格決定に応用する.また,ランダムウォークのマルチンゲール表現定理と離散伊藤公式を準備して,離散モデルにおけるデリバティブの価格決定と複製ポートフォリオ構築について述べる.本論説は概説ではあるが,新しい結果として,離散伊藤公式とその…

    DOI Web Site 参考文献15件

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