日本フェンシング協会、武井壮会長が退任 後任は千田氏
日本フェンシング協会は19日、東京都内で総会と理事会を開いて役員を改選し、任期満了で退任となった武井壮会長の後任に、東西冷戦下で日本がボイコットした1980年モスクワ五輪の「幻の代表」だった千田健一氏(66)を選出した。任期は2年。長男健太氏は2012年ロンドン五輪男子フルーレ団体銀メダリスト。
日本協会の会長は昨年6月まで五輪メダリストの太田雄貴氏、その後は陸上十種競技の元日本王者でタレントの武井氏が務め、競技の普及などで取り組みを進めてきた。
会議後に取材に応じた千田氏は「今度は非常に地味な会長になってしまうが、フェンシングに対する熱い思いは、太田会長、武井会長に負けないだけのものは持っていると自負している。一生懸命、協会の発展のために頑張っていきたい」と意気込みを語った。〔共同〕