関西電力の森本社長が6月退任 後任に森副社長
関西電力は27日、6月28日の株主総会後に森本孝社長(66)が退任し、森望副社長(59)が後任社長に昇格する人事を発表した。森本社長は同社の役員らの金品受領問題を受けて2020年3月に社長に就任していた。再発防止策に一定のメドがついたとして、森本社長が指名委員会の委員長でもある榊原定征会長(79)らに退任を申し出て、森氏が後任に指名された。
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森本社長は取締役も退任し、特別顧問に就く。同社は燃料高を受け、23年3月期に8期ぶりに最終赤字に転落する見通しだ。
社長に昇格する森氏は送配電部門出身で、現在の副社長の中で最も若い。厳しい経営状況の中でのかじ取りが求められる。