サビだらけSL「残して!」福岡・八女市が譲渡先募集中

八女市立花体育館横に設置されているD60形27号機。ボロボロに腐食しナンバープレートも失われている=福岡県八女市立花町谷川で2018年6月5日、、上田泰嗣撮影
八女市立花体育館横に設置されているD60形27号機。ボロボロに腐食しナンバープレートも失われている=福岡県八女市立花町谷川で2018年6月5日、、上田泰嗣撮影

 福岡県八女市が、同市立花町に所有している蒸気機関車(SL)の引き取り希望者を募集している。全体的に塗装がはがれサビが浮き出るなど状態の悪さが鉄道ファンの間で知られている車両。今のところ譲渡先は決まっておらず、市は保存団体の提案を受け入れ傷みが進行しないよう車体を覆っている。【上田泰嗣】

 SLはD60形27号機(全長約18メートル、高さ約4メートル、重さ約80トン)。1952年にD50形を改造して製造された旧国鉄の貨物用機関車で、筑豊線の石炭運搬などで活躍した。同型機は県内と山口市に計4両が残るのみという。27号機はSLブームだった73年1月、国鉄から合併前の立花町に無償貸与され同町谷…

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