イカ消えたけど…「イヌ」カフェや築山新設 渋谷区立恵比寿南一公園 リニューアル

2022年9月1日 19時20分

リニューアルされ、中央に築山がつくられた「恵比寿南一公園」。右奥はドッグカフェ=1日、東京都渋谷区で

  東京都渋谷区の「恵比寿南一公園」が1日、リニューアルオープンした。区が企業に公園整備を委託する事業の一環。恵比寿を拠点にするサッポロビールの関連会社・サッポロ不動産開発が指定管理事業者となり、公園を含めた恵比寿の街づくりを進める。
 公園は広さ2016平方メートル。サッポロ不動産開発が運営する恵比寿ガーデンプレイスの近くにあり、地域では園内にあった遊具の形から「イカ公園」と呼ばれていた。整備費用は一部区も負担した。
 リニューアルでは、遊具を撤去する一方、芝生広場や築山を整備。ドッグカフェも新設した。同社の時松浩社長は「遊具を置かないことで自由に遊び方を考えてもらえる」とし、「ガーデンプレイスは犬の散歩利用が多く、犬と楽しめる施設は集客が見込める」と狙いを語った。
 長谷部健区長は「渋谷では珍しく泥まみれになれる公園。地域の特性に合わせて官民連携を考えていきたい」と話した。
 区の公園整備委託事業でリニューアルした公園は2カ所目で、昨年4月には渋谷駅近くの「北谷公園」が東急を代表とするグループによって整備されている。(大島晃平)

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