露が女性作家ウリツカヤ氏を「スパイ」指定 侵攻反対し、LGBT思想を宣伝

ロシア国旗
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ロシア法務省は1日、現代ロシアを代表する女性作家リュドミラ・ウリツカヤ氏をスパイとほぼ同義の「外国のエージェント(代理人)」に指定したと発表した。各種のメディアを通じてウクライナ侵攻に反対し、「LGBT(性的少数者)の思想を宣伝した」と説明している。ロシアはLGBTに関する情報拡散を法律で禁じている。

ウリツカヤ氏は小説「ソーネチカ」で世界的に注目され、「陽気なお葬式」など多くの作品が日本語に翻訳されている。「クコツキイの症例」でロシア・ブッカー賞を受賞し、近年はノーベル文学賞候補としても名前が挙がる。現在は国外で活動している。(共同)

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