成田山新勝寺、一部除きお堂閉鎖 僧侶ら自宅待機も
成田山新勝寺(千葉県成田市)は9日から大本堂など一部を除き、ほとんどのお堂を閉鎖した。僧侶や職員も最小限に抑える。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた国の緊急事態宣言により、県が外出自粛を要請したことから、参拝者の安全に配慮した。
本尊を置く大本堂と交通安全祈祷(きとう)殿以外を閉鎖した。祈祷などは僧侶を減らし、参加者に離れて座ってもらうなどやり方を見直す。約240人いる僧侶や職員の8割ほどを自宅待機とした。緊急事態宣言の期限である5月6日まで継続する予定だ。
成田山新勝寺は年間約1千万人が参拝する。4月以降は多くの行事や体験修行の受け入れを中止・延期している。歌舞伎俳優の市川海老蔵さんによる「十三代目市川團十郎白猿」の「襲名奉告参拝」も25日に予定されていたが、延期となった。
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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